9話 ページ9
結論から言おう、帰れなかった
こんな典型的なフラグ回収が今どきあるのか
話をまとめるとだな、
故郷に帰れないなんてことはありえないと嘆く学園長がユウさんの出身地を聞いたのだが学園長は知らないと言う
だから図書館で調べに行ったんだがやっぱりそんな地名は存在しない
という事はユウさんは異世界から来た可能性があるというのだ
身分を証明できるものを何も持っていないので保護者と連絡もつかない
だから帰れる方法を見つけるまでに今は使われていない建物で暮らすことになったのだ
え？僕の寮はどうなったのって？まだ後回しにされているんだよ！！
「…あっ！そういえば、Aさん、寮の事ですが決まりました？今ならどの寮でもいいのですが1度決めてしまうと基本変えられません。」
絶対今思い出しただろ
『…あー、その寮の事なんですが、僕もユウさんと同じとこでいいですか？』
「えっ！？」
「はい、分かりました。ユウさんと…えっ！？正気ですか貴方！？」
失礼な、ちゃんと考えはあるんだ
『いや、だってユウさんは魔法使えないんですよね？しかも闇の鏡が全校生徒の前でそれを言っちゃったもんだから絶対変な奴に絡まれると思うんですよ』
「ほうほう、それで？」
『魔法が使えないのをいい事に悪い事に利用されちゃうかもしれない。だから僕はユウさんの用心棒みたいな事をすればいいんじゃないかなって…』
だってこれ絶対「お前、焼きそばパン買ってこいよ、5分以内でな！」とかやられるでしょ
「…うおぉおおぉん！！」
『ええっ！？いや大の大人が泣くなよ！？』
なんとこの男、いきなり泣き出したのだ、しかも結構うるさい泣き方
「貴方は！どれだけ優しいんですか！！分かりました、良いでしょう！では早速、寮へ向かいましょう！」
ああもううるさいな！！
「…あの！いいんですか、そんな事してもらって…」
『ああ、いいよいいよ。僕、現時点で話せる人ユウさんしかいないし…他の寮はちょっと…いやちょっとどころじゃなく癖が強そうだし』
「…！ありがとうございます！」
こうして私達はオンボロ寮と呼ばれる建物に向かった
それは名前の通りオンボロな建物だった
まあ掃除すれば寝泊まりはできるだろうということで妥協した
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カド松(プロフ) - 4話でチルノを思い出した（そんなことよりおうどん食べたい） (2021年1月23日 7時) (
レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
アギロホイッスル - スペクタクルショーで散々メタスラ達を呼び出した旅芸人は私です。すみませんでした。 (2020年10月12日 13時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - お星様が赤くなりました！ありがとうございます！ (2020年8月14日 12時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 遅くなりましたが、過去最高6位ありがとうございます！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 名無しくんさん» すみません、moleって色んな意味があるらしいですね…この小説では「ほくろ」という意味で使っています (2020年8月8日 23時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2020年7月24日 12時
