30話 ページ30
マロンタルトが完成した直後、ケイト先輩がやってきた
「おつおつ♪おっ、タルト完成した？デコレーションかわいーね！マジカメ映え〜ってカンジ♪1枚撮らせて！」
「あーっ！アンタ、今更何しにきたんだよ」
「可愛い後輩達が頑張ってるかな〜って様子見に来たんじゃん。あはは、めっちゃ疲れた顔してるし！」
さてはタルト完成した頃を見計らって来たな？なるほど、この学校ではずる賢い方がいいのか…
「慣れないことすると疲れるよな。という訳で、疲れた時には甘いものだ。出来たてマロンタルトを召し上がれ」
『僕が全部貰う』
「お前そんなに食えねーだろ！」
『お前はトッポでも食ってろ』
「さっきからオレの扱い酷くね？」
まあ僕1人で全部食えるわけではないので結局皆で食べてるわけなのだが
「そだ。ねーねー、トレイくん、アレやってよ」
「アレ？…ああ、アレか。お前達、好きな食べ物は何だ？」
好きな食べ物か
「オレは、チェリーパイとハンバーガー」
「オレ様はツナ缶なんだゾ！」
「強いて言うならオムライス、ですかね」
「オレはラム肉のグリル・ディアボロソースかけ」
「たくあん」
『ヒジキの煮物』
「お前ら渋くね？」
何でだよヒジキの煮物美味いだろ
「それじゃあ、いくぞ。…ドゥードゥル・スート！」
うわあ！まるで他の小説だと日本語の上にカタカナのルビをふっているような名前の魔法だあ！
「ではマロンタルトをもう1口どうぞ」
『…うわすげえ！ヒジキの煮物だ！』
監「本当だ！たくあんの味する！」
「いや確かにすげえけどお前らホントにそれで良かったわけ？」
「面白いでしょ？コレ、女の子とお茶する時に鉄板でウケると思わない？」
確かに、これだったら嫌いな食べ物も食べられるじゃないか！何と子供に優しい！(？)
「凄いですね。味を変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか？」
「正確には『要素を上書きする魔法』だな。味だけじゃなく、色や匂いなんかも上書きできる」
うわあ、僕が苦手とする「僕自身に害をなさない」魔法じゃないか
メタルスライムは魔法が効かない身体である。だから攻撃魔法やデバフをかけるような魔法を僕にうってもまったく意味が無い
逆に言えば、相手がバフを魔法で盛りまくって僕に攻撃した方がよっぽどダメージが通りやすいのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カド松(プロフ) - 4話でチルノを思い出した（そんなことよりおうどん食べたい） (2021年1月23日 7時) (
レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
アギロホイッスル - スペクタクルショーで散々メタスラ達を呼び出した旅芸人は私です。すみませんでした。 (2020年10月12日 13時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - お星様が赤くなりました！ありがとうございます！ (2020年8月14日 12時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 遅くなりましたが、過去最高6位ありがとうございます！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 名無しくんさん» すみません、moleって色んな意味があるらしいですね…この小説では「ほくろ」という意味で使っています (2020年8月8日 23時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2020年7月24日 12時
