えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！ (ページ41)

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91話ページ41

さて、ここで話しかけられたという事はもう嫌な予感しかしないのだけれども

「もし貴方達のお悩みがイソギンチャク達についてなら…直接アズールに相談するのが1番だと思いますよ」

…いやだからさ、そのアズール先輩が元凶なワケじゃん？何で元凶に元凶の事相談するのよ

「アズールは海の魔女のようにとても慈悲深いお方。きっと貴方の悩みを聞いてくれるでしょう」

「そうそう。アズールはどんな悩みも解決してくれるよ。例えば…そこにいるイソギンチャク達を自由にしたい、なんて願いでも」

「えっ！！！」

おいコラ反応するなイソギンチャク共。絶対見返り求めるタイプだから

「もちろん、タダで…という訳にはいきませんが」

「チッ、それが本題か。ユウやAにもアイツと契約させようってんだな」

そういえば入学式の時アズール先輩に「あの足の速さ絶対に欲しい」とか言われてたわ

「オレ達は親切で教えてあげてるだけだよ。ねぇ、ジェイド」

「ええフロイド。僕達、悩みを抱える可哀想な人を放っておけないタチでして」

『えっ…じゃあ最近ユウが寝る前にアリの飼育動画見てる事とか相談してみようかな…』

「えっユウそんな事してたの？怖いんだけど？」

「いやアリの飼育動画って結構落ち着くんだよ？1回見てみ？」

いや1回見てみ？じゃないんだよ。そんなユウを見た僕やグリムの心情を考えてみろ。精神おかしくしたのかと心配になるから

「…小エビちゃんそんな事してたの？大丈夫？」

ほらまさかのフロイド先輩まで心配してるんだぞ。フロイド先輩が心配するって相当ヤバいよ

「ゴホン、とにかくもし、この話に興味がおありなら夜9時過ぎにモストロ・ラウンジへおいでください」

「待ってるねぇ、小エビちゃん、バショウカジキちゃん」

あっ、やっぱり僕はバショウカジキちゃんなのね

「えーっと、つまり…」

「もし、ユウとAがアズールと契約して勝負に勝ったら…」

「結果によっては俺達自由になれるって事！？」

おいちょっと待てお前ら、そんな簡単に言うな

「「「頼む、2人とも！アイツに勝ってくれ！」」」

「調子のいい奴らだな」

『ホントそれ。ちょっとは反省…したようだけど』

「うーん…話をしてみるだけなら…」

という事で僕達3人は夜にアズール先輩と話をする事になった。大丈夫かな…