えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！ (ページ27)

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77話(チェカ君窓割り事件) ページ27

それは朝4時頃の事だった

ガッッシャーーーーーン！！！！

突然窓ガラスが盛大に割れる音がした

「ふなぁ！？」

『ぬばっっっっ！？』

「世界の貯金箱大全集！？！？」

流石にこんなに大きい音がしたら誰でも起きる。ユウがどんな夢を見てたのかめっちゃ気になるけどそれは置いといて

僕達は急いでその音がした場所へ向かった

「いてて…またしっぱいしちゃった…」

そこにはなんと箒を抱えたチェカ君がいました

どうして？

「あっ！こないだのおにーさんたち！」

『……あ、ああ、チェカ君…だよね？』

「うん！」

いやうん！じゃないよ、どうしてこんな時間にオンボロ寮にダイナミックお邪魔しますしちゃったの？

「えっと…こういうときなんていうんだっけ…？パパはたしか…」

「…？」

「あ、そうだ！…おはよう！朝4時に何してるんだい？」

『チェカ君、それは覚えなくていい言葉だ』

それはこっちのセリフだ。というかチェカ君パパは息子に何教えてるんだ

「…えっと、何があったか教えてくれる？」

「うん！えっとねぇ…」

そしてチェカ君は何故こうなったかの状況説明をしてくれた

簡単に言うと朝こっそり箒に乗る練習をしてたら力加減を間違えてオンボロ寮へ突撃してしまったらしい

「そもそも何でこんな時間に箒に乗る練習してたんだゾ？」

「うん…ぼくね、おじたんにマジフトおしえて！っていったんだ。そしたらね…ほうきにのれるようになったらなっていわれたから…」

なるほど、それで練習してたわけか

「でもそもそも何でこんな朝早くに練習してたの？しかも誰にも言わずに」

「パパにほうきにのるれんしゅうしたい！っていったら、チェカにはまだはやい、けがをしたらたいへんだっていわれて…」

親から許可が取れなかったのか、それじゃあ堂々と練習なんてできないわけだ

ていうかチェカ君窓ガラス割って来たのに怪我一つないってどういう事？これで無傷だったんだから箒に乗る練習しても大丈夫な気がするんだが…

「でもぼく、どうしてもおじたんにマジフトおしえてもらいたいんだ！だから…」

『…よし分かった。じゃあ今からちょっとの時間だけ僕が教えてあげるよ』

「…！ほんとう！？」

チェカ君が目をキラキラさせてこっちを見た。うっ…眩しい…