えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！ (ページ18)

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68話ページ18

レオナ先輩の魔法が封じられたお陰でラギー先輩やその他のサバナクローの寮生は乾きから解放された

「クソが……っ！ライオンであるこの俺に首輪だと…！？ジャック！テメェ変身薬なんてご禁制の魔法薬どこで手に入れた？」

え？変身薬ってご禁制なの？初めて知った…

いやまあ僕もかつてのメタルスライムの姿に変身できるんですけどね。あまりにも使う機会ないからその設定忘れてたけど

「身体を狼に変化させる、俺のユニーク魔法だ！」

「は…魔法で本物の犬ッコロになれるって？そいつぁユニークだ、本当にな！」

「レオナ先輩…俺は！あんたに憧れてこの学園を目指した！俺の憧れのあんたはどこいっちまったんだ！？」

「勝手に俺に夢見てんじゃねぇ…うぜぇな…」

魔法が封じられている今のうちに拘束しといた方がいいと思うんだけど…

何しろ今のレオナ先輩に何言ってもさらに機嫌を損ねるだけだ

「フン。お主のような男には王冠よりその首輪が似合いじゃ。サバンナの王者のライオンが聞いて呆れるわ」

ちょっと？？？

「あぁ！？」

「お主は持って生まれた才や順序のせいで王になれぬと嘆いておるようだが…報われぬからと怠惰に生き、思惑が外れれば臣下に当たり散らすその狭量さ」

ちょっとリリア先輩？？そこまでにしないとヤバい気が…

「その程度の器で王になろうなどと…我らが王、マレウスと張り合おうなどと、笑わせる。たとえマレウスを倒したとて、その腐った心根を捨てぬ限り…お主は真の王にはなれんだろうよ！」

「は、はは…アァ、そうだな。そうだろうとも。お前の言う通りだ…はははは！俺は絶対に王になれない…どれだけ努力しようがなァ…！」

ほれ見た事か！！！どうして余計に煽るんだよNRCの生徒は！！

「急速にレオナの魔力が高まって…っくっ、魔法封じが持続できない…！！」

えっ、それはちょっと困るんですけど！？

「みんな！伏せろ！」

『ユウ！僕の後ろに！』

「う、うん！」

伏せた瞬間、レオナ先輩にかかっていた首輪が弾け飛んだ

「俺は生まれた時から忌み嫌われ、居場所も未来もなく生きてきた。どんなに努力しても絶対に報われる事は無い。その苦痛が、絶望が…お前らにわかるかぁアアアアアアッ！」

あっこの流れ知ってる！オバブロする流れだ！！またかよ！！！