えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！ (ページ17)

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67話ページ17

この険悪な空気の中、僕は今日の晩ご飯の事を考えていた

何故かって？いやまあ、口を挟めるような空気じゃないし、人間ヤバい状況の時にどうでもいい事考えたりするじゃん？

うーん、何にしようかな。そもそも晩ご飯の担当はユウだから僕が考えたところでユウが作ってくれるとは限らないんだけど

最近割と麺類食べてたから違うのがいいな

そうだ！ご飯系にしよう！カツ丼とかそういうの！

そう決めたところでレオナ先輩のところから砂嵐が巻き起こった

…え？何で！？

「ぐえぇ…っ」

「な、なんだコレ？鼻が乾く…目がいてぇ！」

「レオナ先輩が触れたものが全て砂に変わっていく…！？」

「これが俺のユニーク魔法…『王者の咆哮』…皮肉だろ？何より干ばつを忌み嫌うサバンナの王子が持って生まれた魔法が全てを干上がらせ、砂に変えちまうものだなんて！」

ごめん、カッコつけているところ申し訳ないんだけど僕だけ何でレオナ先輩が暴走しているのか分からないんだけど？

「レオナ…さ……っ苦し……っ！」

とにかくヤバいのは分かった。何しろラギー先輩の腕がひび割れている

…いやマジかよ、人間の体まで砂にできるって事？

「レオナ、それ以上はやめるんだ！『オフ・ウィズ・ユアヘッド』！！」

リドル先輩がユニーク魔法を打ったが、弾かれてしまった

「秀才だか何だか知らねぇが、年上をナメるなよ。生憎、俺は防衛魔法の成績がいいんだ」

「くっ…」

しかしヤバいな、全体的にユニーク魔法を打っているせいで大分ブロットが溜まっている筈だ

「それほどの力があって何故こんな事をする！」

「何故…？理由なんか聞いてどうする。俺を叱って、慰めてくれるって？実力があったって、努力したってどうしようもねぇ事がこの世の中にはいくらでもあんだよ」

それはちょっと分かる。どれだけ課金してもガチャで星5やSSRは必ず引けるとは限らないもんな…

え？それはちょっと違うだろって？うるせえお前らもツイステで経験した事あるだろ！！！

大体何だよ100連目のピックアップSSRは60%って。60%って結構外れるからな？？？

…失礼、大分話が逸れたな

「…もうやめねぇか！！」

そう言ったジャックは大きな狼に変身してレオナ先輩に隙ができた

その隙にリドル先輩がユニーク魔法を打ってレオナ先輩は魔法を封じられた