61話 ページ11
『あー、実はですね…』
と、2人に事情を話した
「ふむ…そういう事ならまあいいか。昨日の夜、俺はカリムに頼まれて調理室で夜食の羊肉の揚げ饅頭を作ってた」
夜食に何てものを頼んでるんだよ
「ジャミルの作る揚げ饅頭、ほんっとに美味いんだ!今度お前らも食いに来いよ」
「カリム、話の腰を折るな…具材を細かく刻んでいた時に何故か手元が狂って手を傷つけてしまった」
ほーん、なるへそ…何故かって事は不注意だった訳ではないのか
「いくらマジフトの練習で疲れていたからといってその程度で手元を狂わせない。だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなる感覚があった」
意識が遠くなる…?という事は犯人は被害者に魔法をかけて怪我させたのか
なぁんだ、てっきり透明人間になって怪我させたのかと思ってたのに
「目眩ですか?」
「殆どの奴らはそう思うだろうが…俺にはあの感覚に少し覚えがある。恐らくユニーク魔法の一種だ」
げえ、そんなユニーク魔法あんの!?…あっ、僕は効かないんだった…
「なるほどね〜、だから目撃者には本人の不注意にしか見えなかったってことか」
「…確かに、僕も階段から落ちかけた時、無理やり操られたような感覚はなかった」
「ってか、そんな魔法…犯人を探すの無理ゲーじゃん?どうする?」
人を自然に操る魔法か…
「…はっ!オレ様もそれを習得すれば毎日人を操って学食のパンを独り占めできるんだゾ!」
『…ほんとにグリムは食い意地が張ってるな』
「そしたらデラックスメンチカツサンドも食べ放題……ん?」
あっそういえば!!!
『……いたな、そんなユニーク魔法使えそう、というか使ってきたやつ!』
「…もしかして学食の時のあの人!?」
めっちゃ忘れてたわ、ごめんなラギー先輩
「何だって!?」
「犯人はラギー・ブッチだ!」
確かあの人ハイエナだったよな?絶対逃げ足早いじゃん!あとなんかずる賢そう
「ラギーって…サバナクロー寮の?」
「捕まえて話を聞き出そう」
とはいっても証拠も無いわけだから素直に自白してくれるとは思えないんだよなあ…
383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フロイドくんが来ない - いつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください! そして、私はフロイドくんが推しです。 (2020年9月22日 9時) (レス) id: 87ec836646 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - ちなみに私はリドル推しです (2020年9月16日 16時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - rui@1945さん» 気づいてもらう前提で書いてるので大丈夫ですよ! (2020年9月7日 19時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
rui@1945(プロフ) - ゆゆゆさん» え?!言わない方が良かったかな?ごめんなさい! (2020年9月7日 18時) (レス) id: ba121b83fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - rui@1945さん» ぶっちゃけてしまうと合ってます(笑) (2020年9月7日 17時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2020年8月8日 12時