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ま、つまらない話なんでそのまま気楽に聞いて下さいね〜。
私もスガさんに腕枕されたままお話しましょうかね！
え？ふふっスガさん、意識しだしたら案外照れ屋さんなんですねぇ？
…ま、スガさんが茹でダコさんになっちゃいそうなので、そろそろ本題に行きましょうか。
私の家、成宮家は昔から代々受け継がれている政治家の一族なんですよ。
一度は聞いたことがある政治家の名前に”成宮”って絶対あると思いますよ？教科書に載っているご先祖様もいらっしゃいましたしね。
ここに生まれたからには日本を背負うという気概を持ち、日々精進せねばならなかったんです。
あぁ誤解しないで下さい、別に私自身は嫌ではありませんでしたよ？
当時のありとあらゆる英才教育のおかげで、今の生活でも色々役立っていますしね。
ただ、それを良しと思わぬ者も家系には勿論いたんです。
それが私の父でした。
心優しい父は政治家になるという決められたレールを歩むことを拒み、
あまつさえ美しくも、しがない田舎娘であった母と結婚をしたんです。
それを祖父は気に食わなかったのでしょう。
私に対してひどく厳しい教育を施しました。
“父親のようになるな、お前は人の上に立て”
と、洗脳のように言われ続けましたね。
両親は自分たちのせいで私が苦労をして申し訳ないとよく謝っていましたが、私は全く誰も恨んでなんていませんでした。
むしろ、厳しいとはいえどんどん新しい知識を蓄えながら、私が結果を残していくことで大好きな両親を守れるのなら万々歳だとさえ思っていましたよ。
でもそんなある日、全ての歯車は狂いました。
父が…事故で亡くなったんです。
私の教育の時間を減らすよう、祖父に嘆願しに行った帰り道のことでした。
ひどく疲れていた様子だった父は信号を見誤ってしまったらしくて。
連絡を受けた母と私が駆けつけた時には、時すでに遅しってやつですね。
母は、白い布が被せられた父を見て、涙一つ流しませんでした。
ただただ、その美しい顔で微笑み、
"愛してるわ"
そう呟きながら、冷たくなった彼の唇に口付けを落としました。
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おもち。(プロフ) - ルイさん» 本当ですか！嬉しいです(^^♪最終章まで楽しませていただきます(*´`) (2020年4月17日 1時) (
レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - おもち。さん» わぁぁ！おもち。さん、とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！最終章まで近いですが頑張ります♪（おもち。さんの素敵な小説も拝見させて頂いております(*´ω`*)） (2020年4月16日 21時) (レス) id: 94aec662ed (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 今まで読んできた小説の中で内容や設定1番好きかもしれません……！展開の魅せかたがめっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2020年4月16日 16時) (レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 佑奈さん» 佑奈さんありがとうございます！赤葦くんかっこいいですよね…！次の章からはまた登場予定なので楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです！ (2020年4月15日 1時) (レス) id: 94aec662ed (このIDを非表示/違反報告)
佑奈(プロフ) - このお話の赤葦くん好き… (2020年4月14日 15時) (レス) id: 174bbcca55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2016年7月4日 15時
