兄達に溺愛されてます。 [観音坂独歩]

7日目 ページ8

「え？、、A」

ハッとした顔で私の方を向いた独歩兄さん。


「少しは落ち着いた？」


治まった、、かな？


「わっ！」

いきなり撫でていた手を引っ張られて抱きしめられた。

「Aは好きなのかひふみのこと」

兄は寂しそうな声をしていた。

「、、友達というか、兄？として好きだけど…兄さん急にどうしたの？」


「そうか！よかった、、」

数分間抱きしめられた。

まだ抱きしめられていたかったとか、
流石に我儘だよね。

独歩兄さんの暖かくて大きな手とぬくもりが好きだ

何か、忘れてるような

「課題、、」


「ん？何かわからないところでもあったのか？」


「うん、数学が」


「そうか、兄さんが見るよ、」

テーブルの上に置かれた課題を見ると

「、、間違っているところがあるな、やり方はあってるから大丈夫そうだ、」

「ありがとう 独歩兄さん」

優しい兄さんが好きだ

兄さんが教えてくれるなら嫌な勉強も楽しくなりそう

数学は私の苦手教科、、。

英語はできたけど、数学は難しい。


「ゆっくりしよう、必ずAなら解ける」

「うん！頑張る」


独歩兄さんとテーブルで30分ほど数学を教えてもらった。

「お、終わった〜」

「全部あってると思うぞ、、間違えてたら、すまん
よくできたなA」

独歩兄さんは私の頭撫でた。

「うん、うん！教えてくれてありがとう兄さん！」

兄さんはふにゃっと笑った。
「ああ、」

___


課題が終わり、夕食を食べることになり
兄さんと私は一二三の作り置きをレンチンしている。

出来れば私が作りたいが
私は兄さんと同様、料理が苦手だ。


「今日は、オムライスなんだね！」

独歩兄さんの好物だ。私も好きなものだ

「そうだな！」


「「いただきます…」」

___


兄さんと夕食を食べ終え、今は二人で映画を見ている。


『ダメな兄ちゃんでごめん でも俺はまいかのことが好きだ！』

『お兄ちゃん！、でも、私たち兄妹なんだよ、』


兄と妹の禁断の恋って感じだ。


禁断の恋切ないなって思いながら、映画を見ていると


「、、悪いA、まさかこんな映画だったとは人気みたいだから、面白いのかと」


兄さんの表情は青白くて動揺していた。


「大丈夫だよ」

事前に調べてくれたんだ。
なんか嬉しいな。


「なにかみたいのあるか？」


兄さんはタブレットを渡してきた。


有料配信系のものだ

「うーん、、」


兄さんの好きなSF系にしようかな


あ、新作のアニメ映画がある！！

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一二三のシャンパンコール

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