伏黒がデレた

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伏黒side

その時



虎杖と宮がいた位置の天井からもう一体の呪霊が飛び出してきた



2人を突き飛ばして助けることは出来たが自分自身が呪霊に捕まってしまった




(くそっ…)



虎杖と先輩2人は被害には遭っていないようだが

宮の様子が変だ


負傷した腕を押さえながらうずくまっている



表情は髪でわからない、

だが今はこいつ(呪霊)をどうにかしないと



「鵺」


そう手で形を作った、
だが間に合わず壁までぶっ飛ばされた


「がっ…」


勢いよく壁にぶち当てられたせいかうまく息ができない


玉犬も消えてしまった



このままだとこいつらみんな死ぬ_____









ぞわ…







身の毛が立つような凄まじい圧が近くから放たれた




(なんだこれは…‼︎‼︎)



この圧、特級レベルだといわれても納得がいく



まだ呪霊がいるのか…⁉︎

だとしたら俺たちはここで__









　 「下がってて。」









「は、？」






その特級レベルの圧を放っていたのは宮Aだった



俺の前に立ち両手を胸の前に突き出し
両手の親指と人差し指を当て三角形を作り





「滅」




一言だけ放てばさっきの俺を突き飛ばした呪霊は壁をぶち抜いて外に飛んで行った



「お前…、何者だ…」





俺の前に立つ宮Aに問うが




「わからない、こんなの、知らない…私はッ…」








誰？




と明らかに動揺している宮A


こいつ今のが初めてだったというのか？


だが明らかに動揺している、
目を泳いでいるし胸の前に突き出している手は震えている



「話は後だ、⁉︎」


宮Aの真横から出てきた呪霊は宮Aと俺を掴んで外に飛ばした



もう一体隠れてやがったか‼︎‼︎



ドオオオオンと言う音と共に吹っ飛ばされた俺と宮はもうまともに動けれる力もなかった



「うっ…」


宮が頭から血を流している


呪霊が近づいてきた


「おい、大丈夫か、」


倒れながらコクリと頷くがきっと飛ばされたときに頭を打っているんだろう打ちどころが悪かったらやばい


「お前はもう大人しくしてろ…」


そう言いながら俺は立ち上がりもう一度術式を使おうとした時だった





ゴンッ‼︎




虎杖が上から降ってきて呪霊の頭をぶん殴った



(なんつー馬鹿力‼︎)



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