伏黒がデレた

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伏黒side

真っ暗な夜の学校の廊下を歩く


伏黒恵、俺は今特級呪物を取り返す為にあいつらの先輩がいる部室に向かっている


すると部室は上の階のはずなのに下から女の悲鳴が聞こえた


(もう部室を出たのか‼︎)



特級呪物のせいで気配がごちゃごちゃだ、くそっ、



扉を開けるとそこには呪霊がいた
だが弱い





「邪魔だ_____玉犬」


その掛け声と同時に地面から出てくる玉犬達





カスには用はない





「喰っていいぞ」







それよりも一刻も早く特級呪物をみつけないと。



呪霊が増えてきた

近いな


角を曲がるとそこにはあいつらの先輩であろう2人の姿があった

だが呪霊に囚われている





(呪物ごと取り込むつもりか⁉︎間に合わねえ‼︎)




このままだと…





その時だった、俺の背後から陰が飛び出して行った




「おりゃああああ‼︎‼︎」



鉄パイプを持って振りかぶった宮Aだった



「先輩を返せ‼︎‼︎‼︎」

そう言いながら呪霊にパイプで殴りかかった



「馬鹿か⁉︎呪霊はそんなものでは祓えれねえ‼︎」


そんなのただの自滅行為だ


とうとう頭がおかしくなったか？


「私はね、あんたにじっとしててって言われて突っ立ってるようなヤワな女の子じゃないんだ‼︎」


宮Aは呪霊の目を狙って鉄パイプをひとつき入れた


鉄パイプが目に刺さり悲鳴をあげる呪霊




「効いた⁉︎」


だが呪霊は2人を離そうとしない


呪霊は宮A目掛けて手を振りかざした


「避けろ‼︎‼︎」


宮Aは間一髪のところで避けることが出来たが
腕に切り傷を負ったようだ



腕を押さえて立ち止まる宮A



(あのままあそこに居たら、殺されるぞ…‼︎)



その時だった





ガッシャァァン




虎杖が窓ガラスを割って乗り込んできた



乗り込んで着地するのと同時に2人を掴んで呪霊から引き剥がした



呪霊に隙が出来た所に俺がトドメを刺して2人を無事助けることができた。




「お前たちなんで来たと言いたいところだが、よくやった。」




『なんで偉そうなの？』



虎杖と宮Aは安心したようで、笑みが溢れていた



「あれが呪霊ってやつ？」


宮Aがおれの玉犬を指差して言った




「ああ、こいつらも呪霊だしさっきの怪物も呪霊だ」

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