伏黒がデレた

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煙草を吸ってたやんちゃな男子2人はこっちに気づくと勢いよく挨拶をしてきた


『…？』

釘崎「フッ何よわかってるじゃない」

悠仁「オーラってやつは隠しても滲み出るもんだからな」


中学生「卒業ぶりですね！伏黒さん！！」


すぐ様私達は恵を見た


伏黒「俺、中学、ココ」


違う方向を向きながらカタコトでそう答えた


釘崎「それも驚きだけどそうじゃねえだろ」

悠仁「何したオマエ中学で何した」

2人はそっぽ向いてる恵の顔を「こっちみろ」と無理矢理掴んでいる
私はその2人を無視して

『もうあの男の子達に聞いた方が早い。
その子君たち恵とどんな関係なのかな？』


私は中学生2人に聞いたらとんでもない返答が帰ってきた

中学生A「俺ら…っていうかこの辺の不良半グレその他諸々、伏黒さんにボコられてますから」


再び私達は恵を見た

伏黒「ボコッ…た」

釘崎「なんでさっきからカタコトなんだよ!!」

悠仁「何してんの？オマエ何してんの？」


いや、恵が半グレ集団ボコってる所なんて想像つかないんだけど…。
だってこの前なんて、校庭に咲いてた雑草かなんかのお花に飲んでたペットボトルのお水かけてあげてたの見たんだよ!?
しかもその後「フッ」って「フッ」ってお花に微笑んでたんだよ!?ギャップ萌えかよ!!ハマっちまうだろうが!!


『きっと恵なりの優しさだったんだね…！』

伏黒「っ」

恵が何か思い出し様に私を見てきて、え私なんか変な事言った？と思ったら


用務員さん「コラ!!なんだ君たちは！他校の生徒が入っちゃいかん！」

と用務員の方が走ってこられて
新田さんが入場許可証を見せて誤解は解けたが
この用務員の方は武田さんと言って恵が中学校にいた時も居たらしく覚えられていた


『ちょうどいいじゃん、恵が武田さんに説明してよ』

伏黒「オマエな…」

恵ははぁとため息を吐きつつも武田さんに一通り説明してくれた

するとどうやら八十八橋という有名な心霊スポットで、深夜にバンジージャンプするのが不良の間で流行ってたらしく今起きてる呪霊の事件もそれに関係あると考えた


伏黒「八十八橋なら俺も行ったことあります」

悠仁「バンジーしに？」

恵が悠仁に1発殴り心霊スポットとかは呪いが溜まりやすいから高専関係者が定期的に循環すると説明した

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