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私は鉛のような重い足を引きずりながら寮に行く途中に、
学校の中にあるお寺さんのような建物へ行った

階段に腰掛け両膝を抱えてうずくまった


(悠仁がいない世界で私はどうやって生きていったらいいの)


何をするにも悠仁がいた


凹むことがあれば悠仁が励ましてくれたし、


私が危ない時があれば1番に駆けつけて助けてくれた


「ゆうじ、んぐっ…、ゆうじぃ…」

だめだ、悠仁の顔を思い浮かべると涙が止まらない



「A…?」


私の名前を呼ぶ声が聞こえた

思わず顔を上げるとそこには野薔薇がいた


ぐしゃぐしゃの顔で泣いて嗚咽をする私を見て野薔薇はあ〜あ、せっかくの顔が台無しねと言った

野薔薇は私の横に座り脚と腕をを組んでツンと遠くを見つめた




黙り込んだと思ったが20秒後に




「早く泣き止みなさいよ…じゃなきゃ私も泣きそうになるでしょうが」

「あ、ごめん…」

野薔薇も少し涙目のようだった

なんか自分が死んだわけじゃないのに、泣いてくれたのが少し嬉しくて、恥ずかしそうにする野薔薇が可愛くて
野薔薇の頭を少し撫でた


「っ何すんのよ…」

「いや、可愛いなって、」

「はぁ?あんたそれ嫌味⁇ブーメランってやつよ」

「ぶーめらん?」

まぁいいわって言って野薔薇は私のほっぺをムニっと片手で掴み

唇がとんがって、それに加えて目が赤く腫れてる酷い顔の私に向かって

「悠仁とは2週間の仲だったけどでも一緒に呪いを祓った仲間だ。なにがあろうとあいつのことは絶対忘れない」

強い眼差しで自信に満ち溢れている


「虎杖の分まで呪いを祓う。んで、東京が似合う女になる。ぜってえ強くなってやるんだよ」

Aはどうなのって言ってくるから私だって負けてられない


「私も強くなる、悠仁がいないと出来ない女じゃない、もう、泣いてられるか‼︎」



拳に力を込めてぐっと突き出すと野薔薇はニカッと笑った



「私はあんたのそういうトコが好き」

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亜麻 - 更新頑張ってください!応援してます! (2022年5月3日 21時) (レス) @page48 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
わに(プロフ) - ツバメさん» すみません‼︎^^; (2021年10月21日 16時) (レス) id: 22580cfe5a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 面白いです あの恵は虎杖と似た様な所もあるからどこか優しいけど四人を家族で当たるなら恵(長男)虎杖(次男)野薔薇(長女)夢主(次女)の順番ぽい まだとゆうか恵と"くっついちゃメ!!"ってなっちゃいます (2021年10月21日 0時) (レス) @page23 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 読んでる際話方で何と無くこのキャラのセリフってのは分かるんですけどやっぱりセリフの横に名前もしくは夢主のみ「」↩︎コレから『』↩︎こっちの方が夢主と判断が付くのですが⁉︎ (2021年10月20日 23時) (レス) @page12 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わに | 作成日時:2021年10月8日 16時

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