伏黒がデレた

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「ねえねえ投げ方よくわかんねぇんだけど適当でいい？」



その一声の後に
サッカーゴールに鉄球が当たる音と陸上部の先生の顔…



「ああ‼︎もう半過ぎてんじゃん‼︎

じゃあなA、今日の夜家にメシなかったら食わせて！」


そう言い50メートル走3秒の速さでグランドから消えていった


あいっつ、、くそ、時間の無駄したじゃん！



私も帰るかと鞄を背負ってグランドを出た



そこには見慣れない男の人が立っていて


(学年違う人かな)


と、それだけしか思わなかった







.









そのあと夕方になって悠仁からじぃちゃんが死んだと、電話がきた。



悠仁のおじいちゃんには小さい頃からお世話になっていて第二のおじいちゃんって感じで、悲しくて、泣いてしまって


私は悠仁のいる病院へと走った


そこには受付で書類を書いてる悠仁がいて



「A鼻水でてる」


そう言ってパーカーの袖でぐぃっと私の鼻水を拭いた




泣き止んだはずなのにまた込み上げてきそうになって、



だけど

「いつまでもメソメソしてるとじぃちゃんにキレられるし、あとは笑ってこんがり焼きます」


「言い方やめようか」



思わず突っ込んでしまった、こんがりて、パンか。









「虎杖悠仁だな」




声の主はさっきグランドで見かけた男の人だった

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