吸血鬼と私【After the Rain】 (ページ8)

今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:178,372 hit

7話ページ8

「そらるさんですか…………そんな隙見せないでくださいよ……上書きしてやる」

さっきそらるくんに血を吸われた場所にまふくんの牙がはいる。

『やっ……！！まふくん痛いよ……。』

「まだ抵抗するの？僕は嫉妬で気が狂いそうなのに？……ふふ大丈夫すぐ気持ちよくなるよ？ねぇ？早くこの快楽に溺れなよ」

まふくんは容赦なく血を吸い続ける。

ちゅぅーーー

「ひゃあ……ダメ…変になっちゃうから…！」

『Aちゃんが変になっても大丈夫ですよ～気持ち良さそうな顔♪かぁわいい♡』

まだ意識はあるし何とかなる。
だけどここまま吸い続けられたら私は血が足りないんじゃないかと思う。

最悪、しんでしまうんじゃないかって頭に過ぎった。

「おい！まふまふ、A早く学校………………

おい、まふまふそこに座れ」

まふくんはそらるくんが入っきた瞬間、何かを悟ったのか顔が青ざめていく。

「…………………………………はい。」

それからそらるくんのなっがぁーい説教が始まった。

ーーーー

もちろん、初日から学校は遅刻した。
最悪だ。

まふくんと同じクラスになりました。
とても不安だな～

「Aちゃん同じクラスですね！僕とても嬉しいです！たっくさんお話しましょうね！」

今朝の事はすっかり忘れてるように話しかけてくる。

『知り合いが同じクラスで良かったよ。1年間よろしくね』

「1年間とは言わずにずっと一緒ですよ♪」

そらるくんは1つ年上だとクラス発表の紙を見た時に知った。
そらるくんなんて言えない……。
そらるさんですね

「よっ、お前らちゃんといい子にしてるか？」

「『そらるさん！！』」

そらるさんはこの学校の生徒会長だ。
こうして休み時間に見回り兼遊びに来ている。

「大丈夫ですよ～」

「お前は前科ありだからな？A気をつけろよ」

『ははは、近寄らないように気をつけますよ～』

「なっ！！！そんなことしませんよ！！気をつけますから！！」

「一ノ瀬さんだよね？」

「『はい？』」

茶髪に赤ぶち眼鏡いかにも女子から人気そうな男の子が話しかけてきた。

「あ、Aちゃんの方です。俺、クラス委員で一ノ瀬さんの事学校案内頼まれてるんだ！天宮翔太です！」

ーーーー
ゆゆんです。
前回急遽番外編ですいません
自身が映画に行ってきてつい書いちゃった
その他もろもろ何卒よろしくお願い致します！