吸血鬼と私【After the Rain】 (ページ21)

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18話ページ21

そらるさんが料理してるから私明日からはも手伝お！！

やる事もないし、さっさと寝て明日に備えようかな。

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『……………すぅzZZ』

ガチャリ…………

もぞもぞ

足元の布団から空気が入る。
私は目を覚まし、布団をばっと広げた。

「あっ…………あはは～……」

まふくんと

まふくんの腕で寝てる2匹の猫が夜這いしに来ました。

『まふくん…………((怒』

「いや！申し訳ないなーって思いますよ！？だけど人肌恋しいって言うじゃないですか！！」

『いやいや、猫を置いて自室へお戻りください』

「嫌ですよ！！！僕も置いてくださいよ！？」

このままじゃ埒が明かない。

「はーい、うるさい！うるさい！」

そう言って、まふくんは私をベッドへ押し倒す。

『ちょっと！』

「いろはとぽてとが起きちゃいます、しぃー」

なんて言って口元にまふくんの人差し指が当たる。

『…………今日だけだからね！』

いろはとぽてとを真ん中に私達は横で撫でながら寝た。

可愛い……。

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ピピピピ……

目覚ましが鳴り、止める。

もう朝……眠いなぁ。

「にゃーん…」

『ふふ、おはよう。どっちがどっちの名前なんだろ？』

そう思い、学校もあるのでまふくんを起こす。

『まふくん起きて！朝だよ！』

「…………むぅ、嫌です。おはようのチューください」

『はい。』

灰色の猫ちゃんの肉球を押し付ける。

「むっ、……おはようございます」

まだ眠そうだけど身体を起こしてくれた。

あ、そうだ、猫ちゃんの名前知りたい。

『まふくん、猫ちゃんの名前教えてよ』

「灰色の子がいろはちゃんでクリーム色の子がぽてとちゃんです。可愛いでしょ！」

『うん、いろはちゃん、ぽてとちゃんよろしくね！Aだよ～！』

って言って2匹がにゃーんって返事をする。
可愛い。

撫で回したい衝動を抑え、まふくんを部屋に追い返す。

『はい、出てってねー！』

「何故ですか！？一緒に居ましょう！？」

『まふくん……今日も学校なの、用意しようねぇ』

そう言い、部屋に出した。

ガチャン……

「あ、いろはちゃんとぽてとは！？」

『ここにいる～今開けたら絶交ね～！早く支度してきな～！！』

「えぇー」

そう言いつつも、まふくんの部屋が開く音がした。

着替えに行ったのだろう。

「にゃーん……」

『もう少し待っててね～』

足元に擦り寄ってくるいろはちゃんとぽてとちゃんを踏まないように着替える。