吸血鬼と私【After the Rain】 (ページ19)

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16話ページ19

お家に帰ってきて、数時間経った

お風呂に入ろうと思い脱衣所へ行く。

ガラガラ……

小さい男の子…？？

ん？？？
どことなくそらるさんに雰囲気が似ている。

「あ…えっと…その……///」

ん？
なぜ照れる…？？

あ、下着姿だった…。
急いでバスタオルを巻く。

『ご、ごめんね！？でも、どうして…』

「ん、Aにこれ」

そう言って、入浴剤を渡された。

「じゃ…ゆっくり」

そう言い、男の子は脱衣所から出ていった。

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お風呂広い！！

のんびり出来る！！

おおお……！！！

ガチャ……

はい？さっきと同じパターンやぞ？？

「あっ…」

だってここにはそらるさんとまふくんしか住んでないはず……
あれ？でもさっきの男の子は！？

ていうかこの金髪の小さい男の子は！？

『ま、まふくん？』

「……はい。」

『え、あ、ひゃぁぁぁぁ！！？』

「だ、大丈夫です！見てないです！！」

『入ってきた時点でアウトおおお！！』

「大丈夫です！今は小さくて可愛い男の子です！！」

『それ自分でいうの！？』

というよく分からない争論をする。

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結局一緒に入ることになりました。
あぁお嫁にいけない……((

「ふふ、Aちゃんとお風呂♪お風呂♪」

小さいまふくんはご機嫌のようだ。
でも、何故小さいんだろうか……。

『ねぇ、まふくんなんで小さいの？』

気になったので不意に質問をする。

「あー、なんか吸血鬼って変化できるんですよ。
でも、力を上手く使えなくてよくショタになります」

『じゃぁ、あれはそらるさんか……』

「そらるさんに見られたんですか……？」

おっと？？会話の雲行きがあやしくなったぞ？？

「どこまで見られたんですか！？」

『いやーあの～』

言葉を濁す。
言いたくない(

「何故です！？僕には言えないんですか！！」

肩をぐわんぐわん揺らす。
揺らされる度にお湯がちゃぷちゃぷ音を立てる。

『下着姿だけです……(ﾎﾞｿﾘ』

「///」

『聞いといて照れるの！？！？』

「いや、想像を……」

『しないでよ！！』

なんてやり取りをしつつ、お風呂を出た。