episode3-25(忘れ物*JJ*) ページ16
｡・:＋°
車を走らせて10分くらいして。
なんか、忘れ物...
してそうって思った。
それは...
Aが泣いてると思ったからで。
俺はまだ、何も聞いてないけど。
Aが泣いてるのはわかるし。
もういいや、
とか
何かで紛らわそうとか
そんな事は1ミリも思ってないのにな。
その忘れ物は
間違いなく、Aで。
車、コンビニの駐車場にとめて
ポケットの電話を探した。
JJ「...あれ？」
リュックの中も探して。
後部座席とか
助手席の下とか
JJ「......忘れた」
コート脱いだ時
たぶんリビングのテーブルに置いたまま。
本当に忘れ物があったのか...
JJ「バカだね、ほんと...俺(笑)」
笑えたよ。
戻ろう、って
そう思った。
・
・
また、車引き返して
来客の駐車場にとめて。
たった、20分。
・
合鍵で、ドアを開けると
ジェーンもいないし
Aの、おかえりなさいもない。
・
―――ガチャ
リビングに入ると
白いソファーに座り込んでるAが
驚いてこっちを見てた。
まだ新しく濡れてる瞳と頬。
「......ジェジュンさん」
JJ「......ケータイ、忘れた」
「え？」
ケータイを確認して
そのまま、Aの元へ。
JJ「わざと忘れたんじゃないけど...
忘れてよかったかも。」
ソファーの下のラグに座ると、
俺を見おろすA。
JJ「....忘れ物を理由にでもしないと
なんか、なかなか来れなそうで...
けっこー早く戻ってきたけどね(笑)
20分くらいで...」
・
「......っ、ﾋｯｸ....かっ......
か、帰らないで...くだ...さっ、ぃ.....」
クシャって歪んだ表情と
心からの、悲しい言葉に
なんか、俺も泣きそうになって。
男は泣いちゃダメだけどさ。
顔を覆って泣き出すから
その手、掴んで
ソファーから落として。
なだれて来た身体は
冷たく感じて
JJ「...ごめん」
思わず、出た言葉。
「......っ、ジェジュンさん、は
何にも悪くないのでっ！......っ、」
JJ「......Aが悪いの？」
「......ッ、ぅ...っ、そうで、す...」
JJ「......じゃぁ...」
「ぃや、ですっ！
....私を、捨てないで...」
JJ「そんな心配...しないでよ...」
捨てないで、て。
そんな...物みたいに。
そう思わせてたのか
そんな関係じゃ、なかったはずだよな。
俺たち。
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mippo(プロフ) - yuyuさん、モアモア最高！今回もほんわか癒しをありがとうございました！何回癒されるのかしら、私！ (2019年4月14日 12時) (
レス) id: 6d966f38bf (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - yucapさん» ゆかぴちゃん！ありがとう♪yuyuもジェジュンとタメなので、年下のヒロインちゃんをわが子のように見守ってましたよー！もう書けないこんな話ｗ ピュア100%もたまにはいいな、と思いました！ゆかぴちゃんに貰ったタイトルのお陰です♪ありがとう！ (2017年2月20日 12時) (レス) id: 419c4fb267 (このIDを非表示/違反報告)
yucap(プロフ) - ふわふわジェジュンー、終わっちゃった。寂しい･･･リアルに一つ歳上の私だから歳下の気持ちになって読むのって新鮮でした。最後ジェーンの気持ちでぐっときちゃった。長編お疲れ様でした^^* (2017年2月20日 3時) (レス) id: d9567b625a (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - こもさん» こもさん！ありがとうございます^^* 終わって寂しいと言ってくださり、書いてよかったです！( ；∀；) ジェーンもきっと幸せでしょう♪ またそんな優しい作品でお会いしたいです^^*ありがとうございました~！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年2月19日 22時) (レス) id: 419c4fb267 (このIDを非表示/違反報告)
こも(プロフ) - 大好きな作品だったので、終わってしまうのは本当に寂しかったですが、お話がしあわせにほんわかとした終り方だったから〜良かったです。おまけのジェーンの気持ちを読んだ時には涙がでました。ずーっと心に残るお話しになると思います。ステキなお話ありがとうです。 (2017年2月18日 22時) (レス) id: 9eb0b76bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2017年1月21日 10時
