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「ん………?」
「何だボウズ?」
若干強ばった顔つきで警備の方に歩み寄る木村。不思議に思った警備がこちらを向くと、普段の彼からは考えられないようなセリフがでてきた。
木「あっれぇ〜、脳みそ君がいないなぁ〜。こいつらは頭ん中まで筋肉だしぃ〜(笑)
人の形してんじゃねーよ、豚肉共が」
そのまま踵を返し歩く。当然のように警備は追いかけてくるわけで、全力ダッシュで木村は逃げた。
木「そりゃ怒るわ!!」
寺「っし。今だ!」
吉「おう!」
寺坂と吉田がスタンガン片手に彼等にタックルする。首元に電流を流した後、ほっと息をついた。
殺「いい武器ですねぇ寺坂くん。ですがその2人の胸元を探ってください。膨らみから察するに…………
もっと良い武器が手に入るはずですよ」
寺坂が取り出したのは本物の小型の銃。それを見て皆が目を見開いた。
殺「そして、千葉くん、速水さん。この銃は君達が持ちなさい。
烏間先生はまだ精密な射撃が出来る所まで回復していない。今この中で最もそれを使えるのは君達2人です」
千「だ、だからっていきなり……「ただし!」 」
殺「先生は殺す事は許しません。君達の腕前でそれを使えば、傷つけずに倒す方法はいくらでもあります」
表情の硬いまま、銃を受け取る2人。それを確認すると、彼等は先のコンサートホールの方へ向かった。
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.
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「………14。いや、15匹か
驚いた。動ける全員で乗り込んで来たのか」
不服そうな顔でホールまで歩いてくる男。任務もいつの間にか変わっているような感じで、それが心底気に入らないというように銃口を口に入れる。
生徒達の気配を察した彼は、発砲した。
ガ「お前ら人殺しの準備なんてしてねーだろ!大人しく降伏してボスに頭下げとけや!」
彼がそう言うと同時に、顔の横を弾が通り抜ける。それを撃ったのは、先程銃を渡された凜香だった。
口角を上げた男、ガストロはライトをつける。
ガ「いいねぇ………意外とうめぇ仕事じゃねぇか!!」
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*misaki* - いつもワクワクしながら見てます!更新頑張ってください!応援してます!^_^/ (2018年9月22日 18時) (レス) id: 0257e44346 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク(プロフ) - 面白い!夏休みのお泊まり最高ですね〜! (2018年9月17日 22時) (レス) id: 72903dbb50 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - スッゴい面白かったです!新しいもの書きたい欲に惑わされずに、最後までかいていただければ嬉しいです!よろしくお願いします!待ってますね! (2018年9月17日 20時) (レス) id: f7aedc391d (このIDを非表示/違反報告)
氷香 - とっても楽しく見させてもらってます!更新頑張って下さい!! (2018年9月11日 18時) (レス) id: 17f2b1b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - とっても面白くて毎回楽しみにしています!更新頑張って下さいね(^о^)/ (2018年9月8日 15時) (レス) id: 6b7c6cf5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuyuka | 作成日時:2018年9月8日 13時