3話 ページ4
水希side
渋々、僕がゆーすけくんたちについていくと、ナイフを持った男の人たちとバトルしていた。
うわぁ…人間だけのバトルもすごいんだなぁ…
めちゃくちゃ怖いよ…
あれ…僕は妖気を感じ取ったはずなのに…ここに妖怪はいない…
『人間ばっかり…なんで…』
僕の脳内妖力感知器は正確なはず…
(脳内妖力感知器=妖気感知能力、だよ)
まさか、僕が人間と妖怪を間違えるなんて…
ーーーーーーーー
まさか…人間に魔界虫が寄生していただなんて…
どーりで僕の脳内妖力感知器が作動したわけだ…
霊界には伝わっているのか…？
しばらくすると、ボタンちゃんと合流した2人は古い建物の中に入っていった。
途端、地下に繋がっているのか、いきなり桑原くんが穴の中に飛び込んだ。
ボタンちゃんと揉めた後、ゆーすけくんも飛び込んでいってしまった。
ボタンちゃんは入口から出てくる。
慌てて影に身を隠す。
きっとボタンちゃんが霊界に知らせに行ってくれるんだ。
えっと…僕もなかに入るべき？
そこまで見張りに行かないといけないの…？
ぐるぐると思考を巡らせていると、今度は飛影くんと蔵馬くんがやって来た。
うわぁ！！なんで！？
彼らは今、執行猶予中でしょ！？
2人は躊躇することなく地下へ飛び込んでいった。
ーーーーーーーー
結局僕も蔵馬くんと飛影くんのあとに続くようにして穴に入った。
たどり着いた先はなんと…
『ここは…魔界…？』
まさか、人間界のあんな身近なところにトンネルがあっただなんて…
4人を見失った瞬間僕、人間界に帰れなくなっちゃうな…これ…
『気をつけよ…』
木の上から様子を伺っていると、4人は合流し、城に入っていった。
中からとんでもない妖気を感じる。
『僕…恐怖で気絶しちゃいそう。』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
それから僕はただ、4人の戦いを見守っていた。
青龍が一番怖かったな…
仲良くは…なれないだろうな、きっと。
何かあったらコーくんに連絡を取れるよう準備はしていたが、そんな心配は無用だった。
ゆーすけくんが生命力を燃やして戦っている時は、流石にまずいと思ったけど…
まぁ、結果オーライだよね。
それにしてもまさか、飛影くんが仲間になるなんてね。
いくら執行猶予中だとはいえ、断るタイプだと踏んでいたが、彼はただ照れ屋なだけのようだ。
そう僕は、ゆーすけくんと桑原くんを運ぶ、蔵馬くんと飛影くんの背中を見ながら考える。
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。 - 神作品だ。 夢男の性格中の人とそっくりだし♪ 更新待ってるよん!♪ (12月22日 1時) (
レス) @page33 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プラス. | 作成日時：2022年1月21日 17時
