27話 ページ28
水希side
フードを被ったまま、僕闘技場に上がっていた。
桑原「それにしても、聞けば聞くほど夢通りだ。」
夢…
小兎「始めっ！！」
合図を聞いた瞬間、彼らは同時に襲いかかってきた。
ゆーすけくんは受け止めようとしていた。
それを見て、僕はなんだか嫌な予感がしてとっさに叫んだ。
水希「後ろに飛んでください！！」
３号「ハウンドクロー！」
彼の手は闘技場のリングに。
すると、たちまち床は砕けた。
間一髪、か…
妖力が弱すぎて僕には相手の攻撃が見えない…
操られているだけの人間という認識の心理状態もある。
圧倒的不利な戦いだ…
霊力のリングや、見えない圧力に僕らは完璧に押されていた。
小兎「私的には、今戦いが実質初出場となる水希選手にも注目です。
フードであまり顔は見えませんが、性格はかなり臆病との情報が入ってきております。」
審判、聞こえてんぞ。
苦笑いがこぼれたのもつかの間。
よけれない体制にいたゆーすけくんを確実に相手は狙っていた。
水希「ゆーすけくん！」
とっさに彼を蹴り飛ばしたものの、自分がハウンドクローをもろに食らってしまった。
場外までふっ飛ばされた。
水希「いっつぁ…」
それで完全に、僕の戦闘スイッチがオンになってしまった。
小兎「なんと！水希選手の髪の毛が、水色になっています！」
そこで初めて、フードが取れているのに気づいた。
さすがにフードじゃむりか。
小兎「そして！なんと水希選手の頭に生えていたのは！悪魔族の象徴とも言える角です！！」
会場がざわついたのを感じた。
今の僕は、身体能力、妖力、全てが通常時の５倍となっている。
そして何より、性格が変わる。
これなら相手の攻撃も見えるし、感情移入せずに殴れる。
スタッとリングへ戻る。
目標変更。Dr.イチガキをぶち殺す。
桑原くんは相手に呼びかけていたが、そんなもの無駄だ。
攻撃を食らいそうになっていた２人を見て、僕は相手を蹴り飛ばし、距離を取る。
水希「迷い、考えてる余裕、こっちにはないんですよ。」
桑原「豹変水希…」
幽助「おめぇ、それ…」
水希「今の僕に優しさはない。君らには冷静でいてもらいたい。」
水希の鋭い瞳は、Dr.イチガキを捕らえていた。
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。 - 神作品だ。 夢男の性格中の人とそっくりだし♪ 更新待ってるよん!♪ (12月22日 1時) (
レス) @page33 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プラス. | 作成日時：2022年1月21日 17時
