LOVE STORY ｡・:＋° CM's STORY 6

無神経でごめん ページ41

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店長「あの……
皆さんでよかったらどうぞ。」



帰り際、店長の吉野さんがくれた箱。



「えー！いいの？ありがとう！」


YC「いやいや、今日はなんの日だよ」


「え？」


YC「バレンタイン！だからAのじゃありませーん」


「えぇ？！そうだった！バレンタイン！！
ということはこれは……うちの男性陣への、か。」


店長「いえいえ！バレンタインですがもちろん皆さんでどうぞ！(笑)」


「じゃー、私もホワイトデーには差し入れ持ってくるね！」


店長「気にならさないでください、いつもお世話になってますから！」


YC「こっちこそ、いつもお世話になってるから。
ありがと、みんなで頂くね。」




・



・




バレンタイン……は、
スルーでいいよね？


いくら気持ちが固まったからって
さすがにど本命のチョコをあげる勇気はまだない。




・



・



「ねぇ、ユチョン。」


YC「んー？」


「………いや、なんでもない。」


YC「なんだよ(笑)」


「聞きたいんだけど、やっぱり聞くの違うかな、って思って
やめとく。」


YC「あのさ、そこまで言ったんなら逆に言われないほーが気になるよ(笑)」


「………私、とさ。今こうしてふつーに話してるじゃん？」


YC「ふつーだね。」


「その………どのくらい、時間かるのかな、って。」


YC「…………」


「わ、ごめん。無神経でごめん！忘れて。」




慌てた私に、ユチョンは笑ってくれたけど。



YC「終わった時からふつーだよ(笑)
後悔なかったし。言うって決めて言ったからね。」


「………そっか。
私は嬉しかったんだよね、ユチョンとまたこうして素直に喋れてさ。
逆の立場でも同じように出来るのかな、って思って。

ユチョンが強くて優しいからなんだと思ってた。」


YC「自分次第じゃない？
伝えたら変わるのは間違いないけど。

変わってから、どうするかは相手関係なく自分で決められるしね。」



「…………そうだよね。」



YC「未練なんてないから安心しろ(笑)」



「そ、そういう意味で言ったんじゃないよぉー！」



YC「知ってるよ(笑)
ま、頑張れ」


「え？！」


YC「気になる人がいる、って言ってたじゃん？
だから、頑張れよ？」


「うん、何をどう頑張ればいいかわかんないけど。
後悔しないようにしたい。」


YC「いい報告、期待してる」


「え？えーー？いやいや、え？」



バレてんの？
私、顔に出てる？！




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