LOVE STORY ｡・:＋° CM's STORY 6

2月 ページ33

あれから数日、

カレンダーは私の気持ちを無視して
あっという間に2月を連れてきた。



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今まではとくに思い入れのなかった月で←


俗に言うバレンタインという浮かれるイベントも
長年彼氏も好きな人もいない私には関係無かったし。

2月はアパレル業界では厳しい時期で
お正月の賑わいもすっかり冷めて売上もほぼ落ちるし。

春に向けての準備期間、って感じだから。






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朝から続いた月次会議で
来季の夏のスケジュールがジェジュンさんから伝えられた。


正直、夏の話が出るのはほっとして。


やっと、このチームにも未来の話！




JJ「Aさんとユチョンに描いてもらったデザインでパターン作って制作しようと思うから。

6月から8月頭までに揃うように製造スケジュール組んだからね。
まだ何ヶ月もあると思ってると間に合わないから(笑)
結構厳しいスケジューリングになっちゃって申し訳ないけど……頑張ろうね！」



「…………っえ？」


YC「…………」



思わずユチョンと目を合わせて驚いた。




JJ「なに？(笑)そんな顔して。」



「デザインて、私がこの前ジェジュンさんに見せたものから、ですか？」


JJ「そだね、それもあるし。
ほら、たくさんもらったじゃない？今まで。」


「ボツたち……」


JJ「ボツたちって(笑)
ユチョンだって、Aさんだって、今までたくさん生み出してきたじゃん。

もちろん、それだけじゃ足りない所はカバーするし。

あとは、在庫がある限りはそれを消化しないといけないから。

なるべくは今抱えてるもので、って感じだけど。

それでも新しく数十パターンは必要になるから、覚悟してね？
忙しくなると思う(笑)」






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急すぎて……頭クラクラする。




会議は終わったけど

ジェジュンさんと私とユチョンは
午後からも篭ってた。

広げたデザイン画を見ながら、未来の事を話すのは
すごく嬉しいことだから。



この子たちが形になる頃も、
私たちはここにいられる、ってことだもんね？





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幸せ〜！って思ってた会議も

さすがに夕方頃まで続くと頭パンクしそうで………



JJ「明日までに修正してこられるよね？」


って、笑顔のジェジュンさん……



あーー、なんか久しぶりのこの感じ。

スパルタでも嬉しい、なんて思っちゃう！


ユチョンに言ったら


YC「ドMか(笑)」


って笑われた。

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