優しさ? ページ6
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部屋に帰ると、
鍵が開いていた。
「………大和、来てたんだ」
テレビを見てた大和は、
昨日帰った時とは違って落ち着いていた。
普段の優しい彼で。
ここにいたなら、電話すれば来てくれた?
あ………
家まで送ってもらわないでよかった。
ジェジュン、さんに
迷惑かけちゃうところだった。
絶対、怒るよね……
貰った名刺には、名前と社名と
連絡先が書いてあって。
その意味はわからないけど。
私を前から知っていて、気にかけてくれたのかなって
それはわかった。
友達だと思って、なんて少しおかしいけれど
優しい人だから、かな。
嫌な感じは全然しなくて。
隣にいてくれても、背中に手を当てられても
大丈夫で。
不思議と、落ち着いた。
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大和「昨日はごめんな?」
「あ、ううん。私がいけなかったよね……
大和は頑張ってるのに、余計なこと言ってごめんなさい。」
私の言葉に、微笑んで立ち上がり
そのまま、抱きしめてくれた。
「………大和、ご飯食べた?」
胸の中で言うと
キスで塞がれる。
大和「Aがいるから、頑張れるんだよ。」
「………うん」
愛おしむような瞳。
「んっ、あ、私……ちょっと体調が悪くて
さっきね、駅で……」
大和「断んなよ……そんな言い訳で。
昨日の事まだ怒ってんの?」
「違うよ、本当に……」
大和「優しくするから」
………
優しく、抱いて欲しいわけじゃないのに。
優しい言葉が欲しかった。
ただ、大丈夫?って
気遣って欲しかったんだけどな。
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コートも自分で脱がない間に
ベッドに沈められた私は
今、とても優しく抱かれてる。
それは………優しいってことなのかな?
頭の中では、
おかしい事がたくさんあるのに。
身体と、心が
それを否定していた。
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yuyu(プロフ) - alexisさん» 良かった、終わりになって。ここからはもう、大和に縛られること無く。けどこういう奴は怖いから、出来れば引っ越してほしい… 別れ、なんだと思うんだけど…どうだろー。繋がるのかな。。ね、ほんと明るいパッパラパーの話書きたいw (2018年12月4日 12時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - yuyuさん» おぉ…ブルブル…良かった!鍵も返ってきた。……しかし、ジェジュンとも別れるんだねー。“別れ”なのかな??2章をお待ちします。そろそろ明るい楽しいお話も読みたい!かもー(*´∀`)です☆ (2018年12月4日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» こわいこわい!(笑) ほんと、怖すぎー! そう、立ち向かえヒロイン!さよならしよう。まっさらになったら、大切なものが見えてくるかも(T_T) (2018年12月3日 18時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - yuyuさん» コワいコワい!けど、立ち向かわないと!もう既にD Vだと思う。耐えて!堪えて!ガンバレ!新しく生きる為に幸せに笑う為に!人生を諦めるな!! (2018年12月3日 17時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» そうなんですよー!相手の幸せを願ったから、一人ぼっちではないよ!ヒロイン。怖いけど……一歩踏み出したから。きっとかわれるよ!ジェジュンは助けてくれるだろうけど、今はそうじゃない時だから。 (2018年12月3日 12時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuyu | 作者ホームページ:https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時:2018年9月18日 1時