君に会いたい ~jaejoong~

消しても、消えない ページ21

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｢………こんなこと、ジェジュンに言っても
困るよね。｣



目の前、私の話を聞く表情は

悲しそうに、心配そうに、たまに俯いて
考え込んで。



もうひとつ、謝らないといけないことがある。



｢ジェジュンにね、嘘ついてた。
LINEやってないっていうのは嘘で……
彼に見られて、ジェジュンに迷惑かけたら困るから嘘ついた。

ジェジュンの名前も、登録してなくて。
適当に付けた女の子の名前にしてあるの。

ごめんね。｣



JJ｢そっか(笑)
隠してたのは、本当に俺のため？｣


｢………｣



JJ｢そんな事してまで、なんで電話くれたり
今までも会ったりしてたの？｣



｢それは……
私が、会いたかったから。
だから、自分のため、かな。

失礼な事してるってわかってたけど……

せっかく出来た友達だし。

ジェジュンといると、楽しかったから。｣





気持ちを言葉にすればするほど

最低な事をしてる、って実感する。




JJ｢友達……｣




ぽつりと落ちた言葉に


また、胸が締め付けられる。






｢だけど、さっきもね？
今日誰といたの？って聞かれて
ジェジュンからの電話に気付かれて。

彼は、相手が例え女の人でも男の人でも
関係ないんだ。

誤魔化したら、疑って。
そのまま怒って、帰って……｣



JJ｢…………そっか、俺のせいだね。
電話かけてごめん。｣



｢だから、言おうと思って。
ジェジュンのせいじゃないのに、
これからも続けてたら、ジェジュンは自分を責めるかもしれないでしょ？

だからね……｣






もう、連絡するのも、会うのもやめる。



そう言うつもりだった。



失うのは、ジェジュン。


それしかなくて、

それを今、選ぼうとしてる。








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JJ｢………わかった。
これからはもう、連絡するのやめる。｣



｢………｣



はっきり言われると、苦しい……
寂しくて、泣きたくなる。



JJ｢俺は、本当の女友達にはなれないけど(笑)

Aの電話帳の中では、それでいいよ。｣


｢………え？｣


JJ｢履歴も、メールもすぐに消してもいい。
消えたって、Aの中では消えないでしょ？｣


｢………どういう、意味？｣



JJ｢そのままの意味だよ。
俺からは連絡しないから。
Aが、呼んでよ。
会いたい時、必要な時に頼ってよ。｣



｢………だけど｣


JJ｢友達でしょ？これからも。
このままサヨナラにはしたくないよ。｣



｢………｣




顔を背けると、涙が零れた。

私はきっと……→←弱い人、強い人 ~JJ~

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