立ち止まる ~JJ~ ページ39
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｢ジェジュンがさ、初めてレストランに来た時
拍手くれて、嬉しかった。
おまけに、あれ｣
その指で指したのはコースター
｢あんなメッセージまで。
だーれも聞いてないようなピアノでも
拍手、音がなかったけど
それでも気が付いてくれて嬉しかった。｣
Aの言葉、
あんなに話してたのに
なんか、今初めて触れたみたいに感じる。
きっと、心からの言葉なんだろうね。
それにそっと、目と耳と、心を向ける。
｢今まで、あんなに必死で届けようとしてた音だったのに。
誰も聞いててくれないし。
今の私に出来ることって、それでも弾くことしかないし……
誰のために弾いてるの？って聞かれたら
それはたぶん……私のこと、見ててほしいから｣
JJ｢……誰に？｣
｢……お母さん、なのかな、やっぱり。｣
JJ｢ピアニストのお母さん？｣
｢そう。
厳しいわけでも怖いわけでもなかったけど。
たぶん、私のことちゃんと見ててくれるって実感できるものがピアノだけだったんだよね。｣
JJ｢……｣
｢子供の時は、自分が孤独なのかとか。
そんなの考えたことなかったんだよ？
それが当たり前でさ？
他の人の家庭とか知らないし(笑)
不幸なんて、思ったこともなかったし。
今も、自分が不幸なんて、思ってないし。
人を羨んだり、妬んだりもしたことない。｣
JJ｢……わかるよ、俺もそうだから。｣
｢そう？わかってくれる？｣
JJ｢色々複雑だからね、俺も｣
｢……そんな気がする(笑)｣
小さく笑って、
ピアノを見つめた。
｢コンクールがあると、
お母さんは必ず見に来てくれたし。
褒めてはくれないけど、賞を取るとお祝いもしたよ。
お父さんとお母さんと。
その時はすごく嬉しくて。
早く、追いつきたくて。
隣で歩きたくて。
そんな気持ちだったのに。
いつの間に、大人になって……
何のために弾いてるのか、
私って、この先何に向かってるのか
わからなくなって。
けどね、ピアノを辞めるなんて
考えてなくて。
勉強して、他の選択もなく音大に入って。
ふと、考えて立ち止まったの。
全部投げ出したら、
どんな人生になるのかなーって。
考えたことある？｣
JJ｢あるよ？｣
｢ほんと？歌うことは捨てたことないでしょ？｣
JJ｢ないけど……全部無くなったことはある。
全部無くなって立ち止まって
一歩も前に進めなくなった。
もう何年も前の話だよ。｣
｢……そっか。
私もね、立ち止まったの。
大学の時かな。｣
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yuyu(プロフ) - JYJ★LOVEさん» ラブちゃんありがとうございます♪ えー…(*´∀｀)←笑ってごまかす(笑) 何か生まれてるはずです！それは信じて？ｗ ピアノと歌声が繋いでくれますよ、きっと^^* 次章もジェジュンさんに期待してくださいねっ( ￣ー￣ )ゞﾋﾞｼｯ (2016年5月26日 1時) (
レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» アレさんありがとうございます♪ 終わりが見えると何か始まる予感？しますね(▼ω▼) 成り行きの、寄り道のつもりが…いつのまにか大切なものを指先に灯してしまったヒロインちゃん。幸せになってほしいと心から思います(；▽；) (2016年5月26日 1時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - mimiさん» mimiさんありがとうございます(；▽；)休憩時間、終わりますね…長いようで振り返るとパッと消えてしまう儚い時間だったのでしょうか……二人に幸あれ！です^^*次章もよろしくお願いします♪ (2016年5月26日 0時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - リオさん» リオちゃん、ありがとうございます♪ 手を繋いで歩く事に意味があるなら、ジェジュンは恋…ではないのかな？(；＿；) だけども穏やかな自然の流れできっとじんわり感じてるはずです^^* 二人が隣を歩く日がいつか来ますように！ (2016年5月26日 0時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
JYJ★LOVE(プロフ) - ねぇちょっとジェジュンさん？手繋いどいて恋愛感情全くないとか言わないよね？←素でいいそう(笑)思わせ振りな態度なんかしちゃってヒロインは蕾が芽吹いちゃいましたけど？(笑)責任取ってよね？ジェジュンさん！(笑)2人の共演楽しみ♪2章お疲れ様でしたー！ (2016年5月25日 20時) (レス) id: 4e2f0409f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2016年5月4日 1時
