シェアハウス「3」【stxxx】

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コンコン、とドアをノックし返事を待つ。

　「はーい！どうぞ〜！」

ゆっくりとドアを開け、目を合わせる。

　「A？珍しいね…何かあったの？」

　『そ、その…私ね、決めた。』

　「えっ！？だれだれ！？」

　『…“なーくん”。君だよ』

紫「おっ、俺…？」

　『うん。なーくん。』

紫「こ、こんな俺でいいの…？」

　『いいに決まってるじゃん。ほんとはね、凄く悩んだ。6人とも、いい人たちだからね…でもね、悩みに悩んだ末、なーくんにした』

紫「これからっ…よろしくね」

　『ばーか。これから“も”でしょ？』

紫「そっか！」

　『じゃ、報告しにいこっか』

紫「うん」

なーくんは、平然を装っているのかもしれない
だって、顔が微かに赤いんだもん
そんなに嬉しかった？

　『みんなーあつまってー』

青「なになにー？」

橙「なんやなんや！」

桃「おぉーどうした？」

赤「はぁーい！」

黄「どうしたんですか？」

言おう
緊張するけど

　『実はね、なーくんと付き合う事にしたの』

　「「「「「えっ？」」」」」

　『悩みに悩んだ。誰でも良かった。でも、決めないとだからね、ずっとなやんでた。でも、最近決まった。なーくんにするって』

桃「おー、少し悲しいけど頑張れよ！！」

赤「ぴえん」

黄「なーくん、泣かせたら許しませんよ？」

紫「泣かせないって」

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