151(過去) ページ6
「こないだの重岡も一緒におるんですけど飲みませんか?言うたけど断られたわ。私みたいな一般人とは関わらない方がいい、ジャニーズってことはアイドルやしファンの子達にも悪いからって言うとったわ」
重「へぇ……」
「可愛い、仕事できる、落ち着いとる、おまけに気遣いまで完璧。こういう人やったらいわゆる匂わせ?的なのもしないやろうし、お前も甘えられるやろうしええんちゃうの?」
確かにこいつの言う通り条件的には完璧やけど
向こうは俺に興味ないし、裏の顔があるかもしれんやん
こんな完璧な人なら尚更
「Aさんの連絡先、今お前に送ったから」
そう言われてメッセージを確認すると確かに送られてきとる
重「いらんって!個人情報勝手に流したらあかんやろ」
「まぁまぁ。酔った勢いってことにしとくから。それに送るか送らんかはしげの自由やしな」
そらそうやけども……
「確かにしげはアイドルやし、恋愛もバレたらめんどいってこともわかる。でも1人の人間やん。男やん。そういう楽しみとか癒しは必要やと思うで?」
重「……」
なんも言い返されへんかった
別に欲の吐き出しに困っとるわけではない
でもそれで満足か言われたら微妙なとこやし
「ま。お前から連絡しても返ってこないパターンも大いにあるけどな!」
重「うっさいわ!」
その後家に帰ってからもソファーに座り連絡先を眺めていた
送ったら何か変わるんやろうか……
でも面倒なことになっても嫌やし
ほんまはめちゃくちゃ好きな芸能人とかおるけど恥ずかしくて言うてないとかもあるんかな
でもそんなん考えたってわからんし……
自問自答を繰り返すうちに寝落ちしたらしい
気づいたら朝やった
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作者名:うー | 作成日時:2021年9月7日 21時