年上彼女との日常4［赤］ (ページ48)

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『ただいま』

Aが帰ってきた

小瀧と飯を食べたあと、真っ直ぐ家に帰ってきて夕食も作り終わっとる

『いい匂いがするー』

重「おかえりぃ。ご飯出来とるよ」

『用意しとくって言ってたけど作ってくれてたんだね。ありがとう』

重「相変わらず炒めもんやけどな。先に風呂行く？」

『ううん、ご飯食べよ。お腹すいちゃったし』

向かい合って食べ始める

重「とりあえず一段落したん？」

『うん。それでも今までよりはやっぱり帰るのは遅くなると思うけど』

重「なんで？」

『え、なんでって……忙しいから……？』

重「ごめん」

『大毅、どうしたの？』

あかん……言うのは今やないって言われとったのに

重「なんでもない！あ、今日一緒に風呂入る？」

『入りません』

重「えー！」

無理やり誤魔化した

Aが食器を片付けてくれてそれぞれ風呂に入った

『ねぇ大毅、寝る前にちょっと話があるの』

重「ん？なに？」

『私が主任になったこと。さっきそれを聞こうとしてたんだよね？』

……バレとる。

『言ってなくてごめんね』

重「Aのタイミングで言おうと思ってたんやろ？」

『まぁ、うん。ドラマの撮影が終わって、引っ越しも終わって落ち着いたら……って思ってたんだけど、思ってたより忙しくてなかなか』

重「おめでとう」

『ありがとう』

そういうAの表情は暗い