年上彼女との日常4［赤］ (ページ5)

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その話だけ聞いて、じゃあ連絡先教えてや。とはならんやろ……

「あ。」

重「どうしたん」

俺の後ろの方を見て固まっとる

「ごめんしげ、ちょっと待っとって」

そう言って席を立ったそいつのことを目で追う

あれ、あの人……Aさん？

ずっと見てたら目があった

気まずくなり前を向き直しスマホをいじる

少しすると奴が戻ってきた

「すまんすまん。Aさんもこの店におったみたいやわ。職場の飲み会やったって。もう帰るとこやったわ」

重「そうなんや」

「……めっちゃ見とったやん」

気付かれとった

「気になってきたんちゃう？」

重「そうやって勝手に盛り上がんのやめぇや」

「まぁAさんは興味なさそうやったけどな」

重「それお前のことが嫌なんちゃうん？」

「おい、それは言うたらあかん。１回振られとんのやから」

重「告ったんか」

「だいぶ前にな」

積極的やなぁ……