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寝室から出てリビングのソファに座る





重「はい」



小”なぁいつ引っ越すん?”



重「言わんわ」



小”まぁ言わんよな。マネージャーに聞いとくわ”



重「待て待て。何でそんなん気にしてんねん」





こいつこんなに干渉してくるタイプやったっけ





小”引越し祝いでも”



重「いらん!」








視線を感じて寝室の方を見たらAがドアから顔だけ出して”のんちゃん?”って口パクして首傾けとる





かわええ……




そう思って寝室の方に戻る




小”こないだマネージャーとからもらっとった間取り図みたいなんもっとちゃんと見とくべきやったわ”



重「そこから特定しようとすな。特に用ないなら切るで」



小”いつか特定するからな!”



重「できるもんならやってみぃ」





挑発して電話を切った





重「結局何が言いたかったんやあいつは」



『のんちゃん?大毅のこと好きなんだろうね』



重「あ。なぁ言うてよちゃんと」





小瀧からの電話の直前の会話を思い出した




『私が好きなのは大毅だよ』





さっきまで恥ずかしがってはぐらかしとったのに



こうさらっと余裕かまして言われるとこっちが照れるわ





『そろそろ帰らなきゃ』



重「もう泊まってったらええやん」



『帰ります。一緒に暮らせるようになるの、もうすぐだから』



重「俺もおんなじ日に引越しにしといたらよかったな」





そう言うと頭をぽんぽんされた





『すぐだよ。大丈夫』





こういう安心させてくれるところ好きなんよなぁ

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作者名:うー | 作成日時:2021年9月7日 21時

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