年上彼女との日常4［赤］ (ページ4)

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それからしばらく経ったある日

「今彼女おんの？」

いつもの奴に誘われてまた2人で飯を食いにきた

重「おらんけど」

「寂しいなぁ。欲しいと思わんの？」

重「別にぃ。気の合う人がおって好きになったらわからんけど、今そういう人も特におらんしな。それにバレたらめんどいやん」

「そういえば、この前一緒に飯食うた時に会った俺の取引先の人覚えとる？」

重「あー……まぁなんとなく」

なんかわからんけど最後の笑顔だけはたまに思い出してまうねんな

「あぁいう人タイプやろ」

重「はぁ？何言うとんねん」

「年上やで。可愛かったやろ」

重「かわええとは思ったけど」

「やんな？」

だから別にどうこうなりたいっていうわけでもない

「連絡、とってみる？」

重「いや、ええわ。なに？向こうがとりたいとか言うてきたん？」

「いや全く。なんならお前の話1ミリも出てきてへんわ」

それはそれで悔しいんやけど

「結構付き合い長いし、飲み会もしたことあるけどそういう話１回も聞いたことないねんなぁ」

重「そういう話？」

「どんな芸能人が好きかとか。１回聞いたことあるけど特にいないって言うとったし」

重「じゃあ何が好きなん？」

「なんやったかなぁ……あ！お酒飲むんが好きで、洋画見ながら家で飲む時間が好きやって言うとったわ」

重「大人な感じやな」

「どうや、興味出てきたんちゃうん？」