年上彼女との日常4［赤］ (ページ30)

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家に行った時やった

PCで俺が作った曲を流そうと操作してたら右上にフルネームが表示されとったのを見て知った

『ストーカー気質なのかな？』

重「ちゃうし！見えてもうただけやし」

『冗談です』

重「AさんはたまにSっ気だしてくるやんな」

『え？そうかな……』

重「無意識？」

『うん』

重「まぁ嫌じゃないけどな」

いつの間にか敬語もなくなり一気に距離が縮まった気がする

『だめ』

重「やっぱり？」

床に押し倒すとキスをする前に断られた

『また今度、ね』

重「いつ？」

『わからない』

重「じゃあ今がいい」

『わがまま』

重「ええやんだって彼氏やもん」

そう言うと一瞬表情が暗くなった

重「どうしたん？」

『どうしても……ほんとにいいのかなって思っちゃって』

重「ええの！」

起き上がらせて抱きしめる

重「年下で頼りないとこもあるかもしれへん。でも何かあった時は絶対守るから」

『ありがとう』

Aさんも俺のことを抱きしめてくれた

『私も守るよ。大毅くんとのことは誰にも言わない』

重「窮屈な思いさせてまうけど……」

『平気。彼氏の職業がアイドルなんだもん。すごく楽しそうにしてるし、これからも頑張って欲しいから』

ようやく気持ちが通じ合って、嬉しいけど照れくさかった

付き合った初日から、この人とはずっと一緒におるんやろうなぁって感じた