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アラーム音で目が覚める




隣にはまだ眠っている大毅がいる




私は大毅が好きだ



好きだから




『大毅、起きて?』



重「ん」



『遅刻だよ』



重「……え!?」



『嘘です』



重「もー…」




驚いて顔を上げたのにまた枕に顔を埋めた




『起きてくださーい。ほんとに遅刻しちゃうよ?着替えに帰らないといけないでしょ?』



重「持ってきた。着替えとか全部」



『用意周到ですね』



重「だって一緒に居たかってんもん」





かわいいなぁ



崇裕とはまた違って…





重「A?」




違う


違う違う違う




「先に洗面台使ってきていいよ」



重「わかった」





別れてすぐは崇裕といた時はって考えることが多くて



でもそれもしばらくしたら無くなってたのに



また…





『わっ』



重「朝起きてAが隣にいるってやっぱりええなぁ」




いきなり抱きついてきた大毅の背中に手を回す






『そう?』



重「そう」



『そっかぁ』



重「仕事行かずにずっとこうしてたい」



『それは困るなぁ』



重「A困らせたくないから離れるわぁ」



『ありがと。さ、顔洗っといで』




可愛らしい顔をしてるのに鍛えられた男らしい背中を見送り自分の準備も始めた

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作者名:うー | 作成日時:2021年7月3日 12時

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