もしもの日常(虹)3 (ページ9)

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ホワイトデーページ9

コンビニで買ったであろうバレンタインのチョコレートのお返しをした方がいいと考えて

Aが好きそうなちょっと高めのチョコレートを1つ買ってある

重｢A、これ｣

『ん？』

リハが終わってその帰り間際Aにチョコを差し出した

重｢ホワイトデーやから。お返しな｣

『あ、うん。ありがとう』

なんや浮かない顔して

重｢あれ、嫌やった？｣

『え？いや、嬉しいよ。でも、そのー…』

藤｢Aー、ちょっといい？｣

『あ、うん！ごめんなんでもないわ！お疲れさま』

またなんか言うの我慢して

言っていいって言うてるのに

ほんまは言わなくても気付いてあげられるのが1番なんやろうけどな

神｢しげ帰らへんの？｣

アウターを着て荷物を持ったもののAの様子が気になってまた椅子に座り直した

重｢A待ち｣

神｢あぁ、そういうこと｣

みんな続々と帰っていくのを見送ってしばらくするとAと流星の話も終わったらしい

『しげ？』

重｢ん？｣

『もしかして待っててくれたん？』

素直にうんというのがなんとなく恥ずかしくて荷物を持って立ち上がって行くで、なんてぶっきらぼうにこたえた