・ ページ5
『昔しげの家行った時さ、部屋行くってなったらおばさんめちゃくちゃニヤニヤしとったよな』
重「あーあったあった。そんでAやったら大歓迎やでなんて言うとったな」
『懐かしいわぁ』
俺のおかんもAのことがお気に入りで今でも言われる
Aと結婚したらええのにって
俺かてしたいわ
重「お?」
『お疲れさま』
頭に手を置いてよしよしされる
『しげの脳みそに余裕ができますように』
重「独特なお願いの仕方やな」
えへへ、やって
なんやその笑い方って思うけど昔から変わらんな
変わってないから安心する
重「ありがとな」
『元気出た?』
重「足りひんな。抱きしめてくれたらもっと元気なるかも」
『すいません私なんかセクハラ受けてますぅ』
重「おいやめろ」
運転しとるマネージャーにはいつものことやとはいはい言うて流されとるし
そろそろ着きますよ、って声をかけられ残っていたカフェラテを飲み干したAが手の平を上にして差し出してくる
それに自分の手を重ねるときゅっと握られた
359人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うー | 作成日時:2024年3月2日 20時