もしもの日常(虹)3 (ページ3)

今日:400 hit、昨日:936 hit、合計:56,907 hit

・ページ3

『今でも思ってるよ』

重「え」

『自分がおらんくてもどうとでもなるって。まぁいろいろあって仕事なくなったりもしてるやんか。それでも…っ』

勢いよく腕を掴むとAは

なに、って小さく声を出した

重「もしまた消えたいとか思ったらすぐ連絡せぇよ」

『飛んできてくれるん？』

重「当たり前やろ」

『追い返そかな』

重「なんでやねん！」

この前はぎゅってしてほしいとか言うてたくせに

『しげもやで？1人で籠りがちやから。それでもええけどどこかで発散したいとかそんなんあったら言うて。乗り込むから』

重「追い返すとか乗り込むとかさっきからちょいちょい激しいな」

『ぶりっ子するよりこう言う方が好きやろ？』

微笑むとかそんなんじゃなくて

よくある例えすると太陽みたいな笑顔、的な

そんな表情を向けてくれるから俺はこいつを離したくなくなる

重「好き」

『は、なん…なにいきなり』

重「いきなりちゃうやろ」

掴んでいた腕を引っ張って顔を近付ける

『あかん』

何があかんや

しらんわ

お構い無しにキスをしようとすると間に手が挟まれた

『淳太くんがいるの見えてないん？』

重「え」

中「仲良いのはええことやけど場所は考えてな」

いつの間に…

『そろそろ私の番かなぁ』

見てくるわって言うてAは離れていった

中「お試し解消したん？」

重「してへん。今見たことは記憶から消しとけよ？」

中「しばらくネタにするわ」

重「だるぅ…」

気持ちが抑えきらん…

時間がなくて余裕もないし

お試し解消な

そろそろその話してもええのかな

ただのメンバーに戻るのか正式に付き合えることになるのか

どうなるかはわからんけど