もしもの日常(虹)3 (ページ16)

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あぁでもないこうでもないとかどうでもいいこと言うたり

ライブでもっとこうしたいとか熱い話もしてだいぶいい時間になってきた

Aもあくびしとるしな

もう寝よか、って声掛けたらさっきのことを思い出したのかうんって言うまでに少しの間があった

寝る準備をして横になる

『寝る前のスマホはあかんってわかってるんやけど見ちゃうよな』

重「わかるわぁ」

画面を覗くとアラームを設定していて

それが終わるとスマホを置いた

重「おやすみ」

『ん。おやすみ』

仰向けで目を閉じたと思ったらすぐ目が開いて身体ごとこっちを向いた

何を言うでもなくもそもそと近付いてきて胸元に頭をくっつけてくるAを包み込むように抱きしめる

『変わらへんよな？』

重「何が？」

『キス以上のことしても、しげは私と変わらず一緒に居てくれる？変に距離とったり用済みやっていうて捨てたりせぇへん？』

重「何言うてんの。俺そんなん絶対せぇへん。むしろその逆。一生離すつもりないけど」

顔を上げたAの目が潤んでるように見える