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籠の中の鳥 ページ1
昔、Aの存在が珍しくて週刊誌に付け回される事がよくあった
加えてAがいることを面白くないと思う人だっり過激なファンにもつきまとわれて
いつしか家にも帰れなくなってホテル暮らしをしていた
どこに行くのにも何をするにも必ず誰かがそばにいて
自由はないけどAを守るためやから仕方ない
そう思ってた
Aはいつもごめんって謝ってたなぁ
そんな中一緒に帰ってる時に言うてた
『もう消えたいなぁ』
『私がいなくなったって何事もなかったかのように毎日過ぎてくんやで』
いろんな事があっても大丈夫やから！って気丈に振舞ってたのにそんな事を考えてるっていうことにショックを受けたのを今でも覚えてる
その時は何言うてんねん！って怒ったっけ
でも今は同調しちゃうんよな
このAの言葉が忘れられなくて歌詞にもしたし
それに俺じゃなくても世界は巡っていくんやから
ほんま世知辛い世の中やで
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作者名：うー | 作成日時：2024年3月2日 20時
