もしもの日常(虹) (ページ45)

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自意識過剰ページ45

楽屋に入ってくるなりAが近付いてきた

『なぁ照史くん、お願いがあるんやけど』

桐「なに？沖縄行きたい？ええよ行こか」

『ちゃうなぁ。マッサージして欲しいんよ』

桐「昨日行ったんちゃうん？」

『物足りひんかってん』

Aはお願い！言うて両手を顔の前で合わせた

仕方ないなぁ

桐「肩？」

『腰』

桐「じゃあそこ横なって」

ほっそい腰やな

これで腹筋割れてるんやから凄いよな

マッサージを始めるとAの口からはぐわーとかよぉわからん変な低い声が出てくる

妖怪みたいやな

桐「うははははっ！…っやめろってぇ！！」

いつの間にか近くにいたしげに脇をくすぐられた

力抜けるやろ！

てか絶対Aに怒られるやつ

『邪魔せんといて』

ほらな

『照史くん続きやって？』

桐「はいはい」

しげはめげずにAの顔の前にしゃがんだ

こいつはほんまにAのこと好きやな