もしもの日常(虹) (ページ36)

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重「あれ、Aは？」

神「もうすぐ出番。ここで見れるって」

舞台挨拶が終わって会場には皆より遅れてついた

メンバーのいる部屋に行くと皆でモニターを見ていてそこに混ざる

少しして出てきたAはあまりにも綺麗でモニターに釘付けになった

小「綺麗やなぁ」

藤「な。俺らの前でこんなん見せへんもんな」

神「あ、しげほら呼ばれてんで」

モニターに集中して気付かんかったけどスタッフに呼ばれていたらしい

軽く段取りを聞いてから準備にとりかかる

『あ、しげおるやん！』

おかえりーって言いながら抱きついてくるからただいまぁと最大級に優しい声でこたえた

テンション上がってんなぁ

てかめっちゃええ匂いする

身体を離すとすぐ他のメンバーのとこに行こうとするから腕を掴んで引き止めた

重「見てたでさっきの」

『どうやった？』

重「めっちゃ綺麗やった」

『やろ？私もそう思ってる』

その言葉に2人で笑い合う

重「そう言うのAらしくてええな」

『自分で自分のこと認めてあげなあかんしな。それに今ここにいる自分はメイクさんとかスタイリストさんとかいろんな人の手がかかって出来上がってるから』

こういう考えをもってるのも好きなとこなんよ

Aはたまにこうやって大切なことを思い出させてくれるから

このまま変わらずにいてほしい

俺のそばに。