もしもの日常(虹) (ページ33)

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ひっつきむしページ33

重「おいなにくっついてんねん離れろや」

『いやや。暖取ってんねん』

重「着ろ、上着を。てか温度上げたらええやん」

中「上げてもこれやねん。壊れてんのかもな」

Aがひっついてるのは俺じゃない

ちょっとぽっちゃりしたマネージャー

しかも男

しかも未婚で彼女なし

そんなんしてたら好きになられるかもしれへんやろ！

マネージャーとAの間に割って入る

『うわもうなにぃ？』

重「お前がひっついてたら仕事出来ひんやろ」

『これが今の仕事なんよ。ねー？』

そんな可愛く言うてもあかんもんはあかん！

てか可愛く言うな！

桐「くっつくなら俺にしとけ！って言うたらええやん」

照史が笑いながら言うてくる

そうやけど！

重「ちゃうし！そんなんちゃうから！」

『しげ汗出てんで。暖かそうやん』

Aはマネージャーにありがとうと言うと俺にひっつきはじめた

『あったかぁ』

重「熱あるんちゃうん」

『ないない。平熱やったもん』

前髪をかき分けおでこに手を当てる

重「ぬっる」

『ぬるいってやめてくれへん？温かいとか熱くないなぁでええやん』

重「ぬっる」

『だっる。くっさ』

重「くっさってなんやねん！くさないわ！」

Aは笑いながらさっきより体重をかけてきた