プライベートなお話(srpk) (ページ21)

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北「なんで嘘なんてついたの」

『あぁやって言わないと迎えにこさせちゃうって思ったから』

南さんは送るって言ってくれたけどあのあと研究室に行くととてもじゃないけど今すぐ帰れる状況ではないように見えた

こんな中送ってもらうなんて申し訳なさすぎると思い丁重にお断りした

『…っくしゅ』

北「寒い？」

『少し』

寒さよりもびしょ濡れのまま助手席に座っているのが申し訳なく感じる

マンションにつくと彼はいつもの様にゲストスペースに駐車をしすぐに車から降りた

部屋に上がるのか…と思ったけど違うな

タオルを借りて拭きたいんだきっと

自分も急いで車を降りる

『すぐタオル持ってくるね！』

北「は？」

『え？』

北「そんなのいいから早くお風呂に入って。風邪引くだろ」

『でも座席拭かないと』

北「それは勝手にやるから。とにかく部屋に行くよ」

部屋に入るとすぐ脱衣所に押し込まれた

北「ご飯は食べたの？」

『ううん』

北「キッチン借りる」

『先に車拭いてきて？』

ドアの向こうから返事が聞こえなくなった

『っくしゅ…早く入ろ…』