バカみたい ページ23
閉店の時間を過ぎて、
まだ明るいサロンを見つめてた。
カフェラテも飲み終わって
けんちゃんからの連絡、
すぐに気が付けるようにケータイを持ってた。
みんなで、飲みに行くのかな？
顔出す、って言ってたから
そうだよね？
信じたいよ…私。
・
しばらくすると、
けんちゃんが出てきた。
一人……。
慌てて、
席を立って
カフェから外に出ると
駅の方、歩いていく背中を見つけて
追いかける。
尾行…なんて初めてで。
距離をあけながら、見失わないように
歩いた。
・
・
どこ行くの？
サロンのみんなと一緒じゃないの？
駅まで、着いちゃった。
足が止まって
その視線の先、
釘付けになった。
・
髪の長い、綺麗な女の人は
けんちゃんのそば、駆け寄って。
しばらく二人で話してる。
もちろん声は聞こえないけどね。
思わず、電話をかけた。
呼出音がなってる…
遠くのけんちゃんは、
ポケットから電話を出したけど
出なかった。
ずっと、鳴らしてるのに
出ないんだね？
もう、いいや。
電話、切って。
腕を組んで歩き出す二人を、
見送ったんだ。
どこ、行くのかは
もういいや。
見なくてもいいや。
・
自分の手、
けんちゃんへのプレゼント。
「あー、バカみたい(笑)私。」
今日の事がなかったら
たぶん、ずっと信じてたのかな。
それとも、辛くなって
自分から別れ、切り出してたのかな。
あ、違うか
たぶん……フラレてたのは私か？
フラレるほうが、
まだましかも。
このまま、ずっと
つなぎとめられてたら。
私って、なんなんだろ。
バカらしくて
涙も出なくて
泣いてなんかやるもんか。
もう、けんちゃんのためには泣かない。
悔しいから、
絶対泣かない。
・
私も、歩き出した。
電車、乗って
途中、
ケーキを買った。
けんちゃんが、もし今日来たら
お祝いしてあげよ。
最後の、お祝い。
もう、会うこと…ないからね！
・
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yuyu(プロフ) - まおさん» ありがとうございました^^* 出会った瞬間から恋、同じですね！なので、ちょっとヒロインちゃんと同じ未知の気持ちで書いてるので、不安です（笑） 気が付く時、いつもの関係はどうなっていくのかなーと…想像してます^^* (2016年3月12日 10時) (
レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» ありがとうございました^^*いい加減行動に表れてくれないと進まないので（笑）サンキュ、あったかい友情の曲ですよね(T^T) 側にいてくれて、ありがとうって言いたくなりますね*° ﾊﾞｶﾁｬﾗｽｗ ほんとにすいません（笑） (2016年3月12日 10時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - JYJ★LOVEさん» ありがとうございました^^* 2章は雰囲気をころっと変えて、お届けします！（笑）←え。安心してください！向いてますよ！←あれ、安村？ (2016年3月12日 10時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 1章おつかれさまでした(*^^*) 私も…出会った瞬間から恋タイプの人なので(笑) ヒロインちゃんと友達ジェジュンの、友情から恋に変わっていく様子をドキドキしながら読んでます(*^^*) こーゆう恋もあるんだね☆ 続きも楽しみにしてます！ (2016年3月11日 20時) (レス) id: 1c6e35b59e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - yuyuさん» いよいよ気持ちが、行動に表れるのでしょうか…？次章をお待ちしています！ふたりのそれぞれの気持ちがわかるから、じれったいやら切ないやらﾊﾞｶﾁｬﾗｽやら…。ｻﾝｷｭ…温かな優しい友情の歌と感じてました…いつもいつでも側に…(;;)ジェジュン (2016年3月11日 15時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yumicky0210?s=09
作成日時：2016年2月17日 1時
