105 Kside いい関係 ページ4
あの態度…絶対に高田ちゃんと何かあったな。
この間、すぐわかった。
高田ちゃんのあの顔……玉森を見る目。
ちょっとの時間で玉森が女に変えたんだ。
どうせ甘い言葉とキスで変えたんだろ…
よくやるよな、玉森も…。会社で何やってんだよ。
A、A言いながら
高田ちゃんに手を出してさ。
俺にとっては好都合ってやつだけどな…。
本当に俺って………冷たい上司だ。
Aのことがなかったらよかったのにな…
そしたら玉森ともいい関係でいられたのに。
.
.
.
藤「…北山？」
玉森と入れ替わりに藤ヶ谷が屋上に来た。
「…んっ？呼びだし？」
藤「いや、、一服しようと思ってね。」
もしかして…聞いてた？
「…玉森と会った？」
藤「あーぁ、なんかプリプリしてた。」
すぐ態度に出すんだからアイツは……。
「わりぃーな。俺のせい…」
藤「…仕事以外でもなんかあるの２人は？」
「……微妙にね、、」
言葉を濁してタバコをふかした。
藤「なんかあったら言えよな？思い悩むなよ？」
「…ああ。そうするよ。」
言えないよ……
部下の女を横取りしようとしてるなんてさ。
藤「……自分だけでルールを決めるようなことはするなよ？例えそれが最低なことだとしても、俺は北山に幸せになってもらいたいかな…？」
「………お前、、聞いてたの？」
藤「詳しくはわからないけど……玉森くんの彼女のことが好きなんだろ？
会ったことあるって言ってたし。」
敵わないな…よく見てるよ。
感の鋭さは俺以上かもな…。
「……さぁ、どうだろな。」
藤「素直になれよ。」
１人で悩まなくていいことが
こんなにも救われることを知った……
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作者名：yuna
| 作成日時：2018年7月4日 11時
