小さな恋のものがたり4 (ページ24)

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――Aside――

今日は久しぶりに裕太が早く帰ってくるから
裕太の大好きなオムライスにしよっ！

夕飯の材料買って、重たい荷物を持ってエレベーターに乗り込んだ…

『……！！………こんばんは、、。』

紗『…こんばんは………。』

紗弥加さん、、少し気まずいです……。

私…この人の元カレと住んでるし。

知らないんだよね？早く着かないかなぁ。

紗『…あの、、裕太…元気ですか？』

『………！あっ、はい……。』

紗『…そうですか。』

『……知ってたんですね…』

紗『お隣ですしね……裕太の声が外からたまに聞こえてきて…そうなのかな？って。』

気付いてたんだ……

『…その、、……ごめんなさい。』

何故か謝罪してしまった…

紗『ふふっ…何で謝るんですか？あなたは私から裕太を奪ったの？……違うでしょ？
裕太は私に嫌気が差したんだから、、それで出て行ったの。
まさかお隣さんになるとは思わなかったけど。』

はは、、、笑えないよ……

紗『…裕太が幸せならそれでいいの。って、そんな大人な考えはできないけど…いつかそう思えるといいな。
でも…裕太が私のとこに戻りたいっていうなら
いつでも大歓迎ですよ。』

『ごめんなさい、絶対に戻しません…。』

ちょっと口調強すぎたかな…？

紗『…ですよね。心配しなくても、私のこと見向きもしないと思うよ。
それに裕太、モテるし…。
Aさん心配でしょ？裕太の周りって、彼女いても裕太のこと口説く女たくさんいるから…気を付けてね。』

それは、わかる気がする…。

菜々さんは…危険だ、、。