104 Tside 真面目な話 ページ3
「はぁー。」
朝からため息ばかりついていた……
北「…玉森、、ため息煩いんだけど！」
来やがった！
「ちょっと北山さん！話あるんですけど！」
北「俺はないけど？」
北山さんを屋上に連れ出した。
北「…そんな趣味ないけどな。告白されても困るんだけど？」
この人はあっけらかんとしてて、余計に俺を苛立たせた。
「真面目な話ですよ。
Aに見せたでしょ…俺と菜々ちゃんのキス写真。何でそんな事したんですか？」
北山さんは小さく深呼吸して言葉を発した…
北「…Aちゃんはなんて？」
「すごい写真見せてもらった、としか言わなかった。俺ってわかってなくて…」
北「ハァっー、ならいいじゃん。バレてないなら。」
「……バレてないからって問題じゃないでしょ！
どうして見せたのかって話です。」
北山さんがどういう理由で見せたか知りたいんだよ！
北「……なんでかな。なんとなくだよ。
お前さ、、この間…高田ちゃんに何かしただろ？」
「……何かってなんですか、、俺は別に、、」
北「してないって言わないんだな。言葉濁しちゃってさ…。高田ちゃんの顔が女になってたんだよ。
キスでもされたんじゃないかなってさ。」
この人の鋭さが本当に怖いんですけど…
北「……当たりだろ？直前まで悩んでたのに
結局、高田ちゃんに食いついたのか？」
「食いついたって……何もないですけど。
何もないです、菜々ちゃんとは！」
北「どうだった高田ちゃんは？抱いてみたくなった？」
少しの笑みを零しながらこんな事を聞いてくる。
もう抱いたよ……頭の中で何度も。
「バカなこと言わないで下さい。それに…俺の事はもう諦めるみたいですから。
好きな人作るって言われましたしね。」
北「…まぁ、作れないだろうな。お前がすぐ近くにいるんだし。
それか思い出として１回抱いてやったら？」
思い出って……
「…北山さん、最低です。」
北「…お前もな。」
「とにかく、もうAに変な写真見せないで下さいね！ごちゃごちゃしたくないんで！」
北「…はい、はい。」
適当な返事しかしないから、もう諦めて屋上を出た。
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作者名：yuna
| 作成日時：2018年7月4日 11時
