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115 【今がチャンスだよ】 ページ14
――Aside――
うっすらと夜が明け始める頃、目が覚めた。
まだ起きるには早い時間…
裕太は起きる気配がない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ごめんなさい。
悪魔が囁いた……
【今がチャンスだよ】
裕太の携帯を取りラインを開いた。
”高田菜々美”
ダメな事だってわかってる………
トーク画面を開くと、、何もなかった。
メッセージは削除されていた。
裕太が返信したのかもわからなくて…
それがどういうつもりなのか、私の頭は混乱した。
削除するって事は、やましい事があるってこと？
画面を消した時…偶然にもまたメッセージが届いた。
＿＿＿
＞おはようございます♡裕太さん♡
まだ夢の中ですか？私の夢見てるといいなぁ。
昨日、裕太さんは忘れてって言ったけどそれはできません…
彼女を大切にしてるのは、よくわかってます。
でも、それでも…私は裕太さんを想ってる。
それじゃ、また後で♡
早く裕太さんに会いたいです。
菜々美。
＿＿＿
そっと裕太の枕元に携帯を戻した。
裕太がどんな返事をしたのかはわからないけど
私のことが大切だって言ったんだと思う。
それでも裕太を諦めないって…この子メンタル強すぎ。私だったら、、ムリ。諦めるよ…。
早くプロジェクトが終わればいいのに。
そしたらもうこの子とも会わずにすむんだから。
………みっくんに相談してみようかな？
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作者名：yuna
| 作成日時：2018年7月4日 11時
