小さな恋のものがたり4 (ページ11)

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――Aside――

「…なんかごめんね、せっかくのデートだったのに。」

『…平気だよ、私こそヤキモチなんか焼いてごめんね。』

「ふふふっ、ヤキモチ焼かれたのは嬉しかったかな。A、俺の事大好きなんだってわかったしね。」

家に着くと私はずっと裕太にくっついていた。
少しも離れたくなくて…

「甘えたさんだね、可愛い／／」

どこに行くのも裕太の後を着いていった。

「…お風呂も一緒？」

『……／／／』

すぐ済ませてくるからとリビングに取り残された…

何してんだろ私。

♫

テーブルに置かれていた裕太の携帯が鳴った…

目をやると…
そこには菜々さんからのメッセージが届いていた。

見るつもりはなかったのに…

＿＿＿＿

＞裕太さん♡今日は偶然逢えるなんて思ってなかったです！

彼女が一緒だったのは残念でしたけど……

可愛い彼女でしたね。

今度は２人っきりで行きましょうね。
あの時の約束はまだでしたから♡

その時もいっぱいキスして下さいね♡
裕太さんのキス…最高です。

菜々美。

＿＿＿＿

約束……キス……

やっぱりそうなんだ。裕太、、浮気してるんだ。

「ふぅーっサッパリした。Aも入っておいで。」

『…あっ、うん…そうする。』

裕太の携帯を見なかったフリしてテレビを見た。

携帯に手をやる裕太…

そのままソファーに座り携帯を扱っている。

メールの返信してるのかな？

「…A？お風呂入らないの？」

『…入ってくるね。』

湯船に浸かり今日のことを振り返っていた。

久しぶりのデート楽しかったな…。

楽しいまま1日を終わりたかったのに。

苦しいよ……裕太。