テファ ページ28
あの時、テファがどうして私を見つけてくれたのかは、今もわからない。
何にも目立つ要素のない私を。
あの一瞬で、みつけて･･
連れ出してくれた。
学校から出たとき、校門のところで呼び止められてそのまま車でデートした。
お姫様にでもなった気分で･･･
幼い私には十分過ぎるほど刺激的。
その日から、私はテファの隣にいることになった。
･
きっと、今考えたらわかる。
自分に寄ってこない、異国の私が珍しくて
きっとテファは求めてたんだ。
そういう、普通に接することのできる相手を。
テファは優しかった。
大人で、スマートで
韓国のことをたくさん学んだ。
韓国語も、テファから覚えた。
私が行ったことない場所は、
必ずテファが連れて行ってくれた。
少しずつ、彼のおかげで明るくなった。
塞いでたコンプレックスも、テファは
全部、良い所に変えてくれた。
｢そのままのAが好きだから、
僕だけが、魅力を知っていたいんだ。｣
そう言ってくれた時、
嬉しくて、涙が溢れた･･･
そして、私は初めて、
男の人にすべてを捧げた。
後悔なんてしなかった。
大人のキスも、触れる指や唇が
こんなにも身体を熱くすること･･
教えてくれたのは、テファ･･･
･
韓国での、私の全てだった。
･
･
そして、テファも、
そんな私を大切に思っていた。
･
･
高校３年になって
進路で悩んでいた時･･
日本の大学を受けようと思ったけど。
テファは、許さなかった････
『もちろん、私も、テファと離れたくない！
だけど、私は日本でやっていきたいの。
離れても、気持ちは変わらないよ？！』
テファ『許さないよ、言ったろ？
Aは、僕のそばでだけ、笑ってればいい。
君の居場所は韓国だ。
いや、違うな。僕の隣だけだよ。
日本に帰ったら許さない･･･
Aは、僕を捨てるの？』
『･･････テファ･････』
少し、戸惑った。
だけど、この時はまだ、
愛されている実感と、私もテファと離れたくない気持ちが大きくて。
『わかった･･･言う通りにする』
そう言うと、嬉しそうに笑って
抱きしめて、髪を撫でる。
そしてキスが深くなって
私はまた、テファに抱かれる。
彼の好きなように、身体を預ける･･･
違和感が生まれたのは、
この時からだったかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuyu(プロフ) - JYJ★LOVEさん» ラブちゃんこちらにもありがとうございますヽ(；▽；)ノ発想がユニークな無表情キャラの私ｗｗｗ書いてるの楽しいです(´∀｀*)ｳﾌﾌ 二章も頑張ります♪ (2015年5月11日 8時) (
レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - みっきぃさん» みっきぃさーん^^ありがとうございますヽ(；▽；)ノ楽しみにしてくださると、頑張れます♪♪後少し、yuyuにお付き合いくださると嬉しいです♪お次はあの方スタンバイしてますので♪ (2015年5月11日 8時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
JYJ★LOVE(プロフ) - お疲れ様でしたー！！不機嫌なユチョンに不機嫌なオーラを纏ってコーヒー渡したの面白かったです(笑)←発想がウケる お互い暗い過去を持つ者同士、どうやって惹かれていくのか楽しみです！2章も楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月9日 8時) (レス) id: fa3754339b (このIDを非表示/違反報告)
みっきぃ(プロフ) - yuyuしゃんお疲れ様です。次章楽しみにしています (2015年5月9日 5時) (レス) id: 5a9c533b85 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - みみさん» きゃ！嬉しすぎます(；д；)ありがとうございます♪作者、３人とも好きすぎて全員の話書きたい欲張りなやつなんですｗ だからジェジュンの話もまた、書きますよ♪こっちも楽しんでもらえるように頑張ります(；д；)嬉しい。 (2015年5月3日 12時) (レス) id: 4d972c27e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuyu リオ yucap
| 作成日時：2015年1月31日 12時
